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(画像=leungchopan/Shutterstock.com)

地域金融機関はリレバンを通じた融資で稼げるのか

企業との密な関係を通じてソフト情報を蓄積し、それを融資に活かすリレーションシップ・バンキングですが、それに関わる融資で高い収益性は望めるのでしょうか。

なぜ、リレーションシップ・バンキングは日本で定着しないのだろうか?

それは「リレバンは地域金融機関の生き残りのビジネスモデルだ」と語気を強める当局と違い、「やっても貸出金利は上がらない」と実務界が冷めているからだろう。当局にとっては金科玉条でも、金融機関にはビジネスモデルの1つにすぎない。

ところで、リレバンに取り組めば、貸出金利が高くなり収益性も高まるのだろうか。学術的にも重要なこの関心事について論文を紐解きみていきたい(以下、執筆者の所属は現職)。

学界の研究は取引期間と金利で分析