提案
(画像=PIXTA)

決算書を受け取ったらその場ではどんな対応をとればよいのか

取引先から決算書を受け取ったら、支店に戻って財務分析を行ったうえでコメントをしているのですが、これでは不十分でしょうか。受け取ったその場でできる対応があれば教えてください。

筆者は、しばしば顧問先から「金融機関の担当者に決算書を手渡すと『後で見ておきます』と言ってすぐに鞄に入れてしまう」という話を聞く。

その場で詳しい財務分析はできないため、そのような対応も理解できないわけではない。しかし、経営者にとって決算書は通知表のような位置付けであるため、担当者は必ずその場で確認し、変化に着目してヒアリングを行おう。

金融機関が「決算書をください」と依頼する前に、自ら提出してくれる経営者もいる。経営者のほうから決算書を出すということは、「見てほしい・評価してほしい」箇所があるのかもしれない。あるいは「今後も融資をしてもらえそうか、担当者の反応を確認したい」という考えもあるだろう。

決算書をもらう際には、事前に前期の決算書を確認しておきたいところだが、予想より早く経営者のほうから決算書を出されるとそれができない。この場合は「前期の決算書も拝見できますか」と依頼し、その場で前期と比較しながら話をしよう。

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