カードローン
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「もしもの時」を身近な話題で例示して案内

近代セールス
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――問題への取組みが着実に奏功している一方で、なおカードローンの推進に逡巡する金融機関も多いと聞きます。いま推進にあたって現場が意識しておきたいことは何でしょうか。

岡島 当社商品「きゃっする」についてもいえることですが、前提として、自行庫取扱いのカードローンの商品性を今一度確認してみることが必要ではないでしょうか。カードローンの最大のメリットといえば、必要なとき、煩雑な手続きなしにスピーディにお借入れいただけること。加えてライフステージに合わせ多様なニーズに対応できることです。属性を問わず、お客様にとっては非常に利便性の高い商品といってよいでしょう。

金融機関の営業ツールという意味でも優れた点があります。人員不足で「全員営業」が当たり前のように求められる昨今、カードローンは担当を問わず誰もが案内可能です。フリーローンなどとは異なり、利用がなければお客様には何の負担も発生しないわけですから、借入れの押し売りにならない案内がしやすい商品だといえます。契約に預金口座が付帯するということで、口座開設のみではアプローチしにくい若年層などの新規顧客開拓にも役立ちます。