「大規模ソフトウェア開発を24時間体制で」——。

自動車部品サプライヤーとして世界のトップ企業の一社に君臨するデンソー。10月24日に東京ビッグサイトで開幕された「第46回 東京モーターショー」の記者会見で、ソフトウェア開発に臨む姿勢について有馬浩二社長はこう力強く語った。

自動車業界ではいま「CASE」というキーワードがよく聞かれる。「コネクティビティ」「オートノマス(自動運転)」「シェアリング」「エレクトリック(電動化)」の頭文字をつなげた言葉で、次世代のモビリティ業界ではこの4つが変革の主役になると言われている。そしてこの4つの領域すべてでソフトウェアの開発力が企業競争力に大きく影響する。

連載「経営トップ、発言の真意——WORDS by EXECUTIVE」の第12回ではデンソーの有馬浩二社長の発言を取り上げ、変革が起きつつあるモビリティ業界におけるデンソーの事業戦略の方向性を探る。

CASEにおける「電動化」とデンソー

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(画像=shutterstock, ZUU online)

デンソーはトヨタグループだ。そしてトヨタはいま、自動運転への対応を急いでいる。海外拠点と日本拠点などで多くのベンチャー企業やスタートアップ企業と手を組み、先端技術の取り込みにも余念がない。