今回は主に積立型のレギュラーセービングの特徴について解説していきます。

FUNDS
(画像=Getty Images)

積立型の特徴

毎月の一定の積立額を決め、他のプラットフォーム同様にオフショア生保会社の商品リスト内からポートフォリオを組んで運用していくのが積立型です。

この積立型については、「Regular Saving(レギュラーセービング)」と呼ばれることもあります。

商品リスト内で選べる商品については各社概ねベビーボンドに準ずるものがほとんどです。

世界中のマーケットにある上場株から公社債系のファンド、投資信託、ETF、REIT、MMFなどから構成されています。

商品リスト内の商品の種類も各社ベビーボンドとほとんど共通というものが多く、200種類前後です。

積立型の取引ルール

積立型の期間やタイミングといった取引ルールについては各社若干の違いはあるものの、概ね同一です。

ほぼ共通しているのは、毎月期間の長さによって最低積立額が決まってくることです。

大手プロバイダーの一角を占めるRL360°の積立型商品であるRSP(Regular Savings Plan)を例に取引ルールや契約条件を以下に簡単にご紹介します。

あくまでRL360°社の積立型商品の条件となり、他社とは異なる場合があります。

【例:RL360°RSP(Regular Savings Plan)の契約条件】

  • 契約者/選択可能な基準通貨

既にご紹介したベビーボンド(一括投資型)とPPB・Lump Sum Investments(一括投資型)と全く同じ条件となります。

  • 積立期間と最低積立額、積立タイミング
The Motley Fool
(画像=The Motley Fool)

積立期間によって毎月の最低積立額が以下のように異なります。

投資期間が長いと最低積立額が少ない設定となっているのが特徴です。

他社も似たようなルールとなっているケースが見られます。

このような設定となっているのは、積立期間が長いとそれだけ投資元本も増え、オフショア生保会社にとっての収入手数料が増えるためです。

  • 積立期間5年~9年を選択した場合:最低積立額は毎月62,000円以上
  • 積立期間5年~9年を選択した場合:最低積立額は毎月31,000円以上

積立額の増減は、後述するEstablishment Period(初期ユニット構築期間)を過ぎると可能です。

尚、積立額ではなく、一括資金として追加するのはいつでも可能となります。その場合の最低追加投資額は775,000円以上です。

積立タイミングについては、月次、3ヵ月ごと(四半期ごと)、半年ごと、一年の4種類から選択可能です。

積立額は単純に上記の毎月の積立額に月数を掛けた金額となります。

例えば期間10年で3ヶ月ごとに最低積立額の31,000円を積み立てる場合、1回当たりの積立額は単純に31,000×3ヶ月=93,000円が該当します。

  • Establishment Period(初期ユニット構築期間)

最初に選んだ投資期間の長さによって、Establishment Period(初期ユニット構築期間)というものが決められています。

この期間は初期ユニットと呼ばれるファンド全体の最低投資元本部分(ユニットと呼ばれています)を構築する期間ですので、払い出しや積立額の増減などが一切できない期間です。

例えば、上記の積立期間5年から18年までのプランについては、投資開始後から18か月間は初期ユニット構築期間となります。

その間にもし、払い出しをするとペナルティとして初期ユニット部分の大半を失うことになります。

  • 積立のお休み期間設定

積立商品の場合、毎月の払い込みを一時停止(お休み=Premium Holiday)したり、上記の初期ユニット構築期間完了後に払い込み済み(=Paid Up)としてそれ以上の積立をせず、それまで積立てた投資資金のみで運用を継続することができます。

一時停止については最長2年までとなっており、その停止期間中も手数料は発生し続けることになりますので注意が必要です。

  • 手数料

手数料は主に以下の3種類がかかります。

【Establishment Charge(初期ユニット手数料)】

初期ユニットに対してのみ毎月0.5%が発生する手数料で、積立投資が満期を迎えるまでかかってきます。

ファンド資金全体にかかる手数料ではない点に注意が必要です。

【Administration Charge(ファンド維持手数料)】

ファンド資金全体に対して毎月0.125%、年間トータルで1.5%がファンド維持手数料として発生します。

【Servicing Charge(サービス管理費)】

毎月775円が投資期間全体にわたって発生する手数料です。

  • 積立額の入金方法

一括投資型と違って積立頻度が高いプランですので、クレジットカード払いが一般的です。

送金も可能ですが、手数料や手間を考えても積立型の場合はメリットが少ないと言えるでしょう。

尚、オフショア生保会社やプロバイダーによってはクレジットカードの利用に手数料がかかる場合もあります。

今回の例で取り上げたRL360°RSP(Regular Savings Plan)の場合は無料です。

  • 引き出し

Establishment Period(初期ユニット構築期間)が完了すれば、一時引き出しが可能になります。

その場合でも最低預入額775,000円以上を残しておく必要はあります。

引き出しのタイミングは毎月、3ヶ月ごと、年2回、年1回ごとで自由に設定できます。

自分年金のように毎月引き出すことが可能です。

  • 各種ボーナス

プラン投資期間が一定以上の積立期間の場合や積立額によって3種類のボーナスが受け取れます。

長く多く積み立てるとそれまでの手数料の一部が戻ってくるイメージに近いでしょう。

【スターターボーナス(インセンティブ・ボーナス)】

積立期間が10年以上で最低投資金額が年間558,000円以上の場合、スターターボーナスが受け取れます。

最初のボックスで「積立期間10年~14年」を例に挙げると1.5ヵ月分の毎月積立額相当分がボーナスとして、初期ユニット構築期間中にアカウントに入金され、運用資金として活用できます。

積立期間が9年以下の場合はこのボーナス支給対象になりません。

【アロケーション・ボーナス】

毎月の積立額が上のテーブルにある金額以上の場合に支給されるボーナスです。

例えば、毎月の積立額85,250円以上の場合で1%分、同147,250円以上で2%分が支給されることになります。

尚、積立額が31,000円の場合は「Allocation Rate」が100%となっています。

つまり、「投資元本×100%」ということでボーナス対象外ということを意味しています。

【ロイヤリティ・ボーナス】

積立期間が10年以上の場合、Establishment Period(初期ユニット構築期間)期間後のユニット部分(初期ユニット構築期間後の投資資金に相当)に対して、「契約年数×0.25%」分がロイヤリティ・ボーナスとして積立期間終了後(プラン満期時)に一括支給されます。

積立をお休みしていた期間がある場合、その期間は対象になりません。

例えば、積立期間10年の場合では「10年×0.25%」の2.5%が初期ユニット構築期間後の投資資金に対して支給されることになります。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。