住宅ローン相談とお悩み解決マニュアル
これから住宅ローンの利用を考えている方や、すでにローンを組んでいて見直しを考えている方、また金融機関のローン担当者のために、知っておきたい住宅ローンの基礎知識と、上手な借り方・返し方・見直し方など、購入前も購入後も押さえておきたいお悩みポイント・解決方法を詳説。実務に役立つ資料も多数掲載

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借入可能額は、審査上いくらまでならば借りられるかという観点ではなく、お客様がその家計からいくらまでならば返済できるかという視点から算定しなければなりません。いくらまでなら返せるかという視点に立った返済可能額の算定は、次の3段階のプロセスで行います。

(1)第1ステップ:家計負担余力のチェック

毎月返済額と購入後の経常的住居費、今後の毎月積立予定額を合わせたものが、家賃月額と毎月積立額の合計額の範囲内に収まれば、当面での返済は可能といえます。すなわち、

毎月返済額+購入後の経常的住居費(月額)+今後の毎月積立予定額 ≦これまでの家賃月額+毎月積立額

の検証を行います。

いま、これまでの家賃が月12万円、毎月積立額が月5万円であったとすると、毎月返済額と住宅取得後の経常的住居費を合わせたものが17万円以内ならば、現時点に関しては支払い可能であるといえます。購入後の経常的住居費が年40万円(月3万3,000円)であるとすると、月13万7,000円までの返済なら可能であるということになります。

(2)第2ステップ:返済負担率(注)のチェック