住宅ローン相談とお悩み解決マニュアル
これから住宅ローンの利用を考えている方や、すでにローンを組んでいて見直しを考えている方、また金融機関のローン担当者のために、知っておきたい住宅ローンの基礎知識と、上手な借り方・返し方・見直し方など、購入前も購入後も押さえておきたいお悩みポイント・解決方法を詳説。実務に役立つ資料も多数掲載

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借換えは、その目的によって、返済負担軽減のための借換えと、金利リスク回避のための借換えの2つに分けられます。

(1)返済負担軽減のための借換え

この目的で借換えを行う場合、新たに借り入れる住宅ローンの保証料や登録免許税など諸費用を差し引いてもなおメリットがなければ借換えの意味がありません。従来から一般的に「現在残高1,000万円以上、残存期間10年以上、借換えによる金利低下1%以上」であれば借換えのメリットがあるといわれていますが、金利が低くなった現在では、必ずしもこの条件に当てはまらなくても、メリットがある場合がありますので、個々にシミュレーションを行った上で判断するのがよいでしょう。

借換えでどのくらいのメリットが得られるのか計算してみましょう。

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現在残高2,000万円、残存期間15年、金利3.0%のローンを2.0%の固定金利ローンに借り換えた場合、図表Ⅴ-16に示すとおり、諸費用46万円を差し引いてもなお約124万円のメリットがあることがわかります。

(2)金利リスク回避のための借換え