昨今、資金調達(ローン)がとても低金利で行える背景には、中央銀行によるゼロ政策金利が理由の一つとしてあります。

我々の実生活にフォーカスすると、多くの金融機関は住宅ローンなら金利1.0%未満で融資してくれていますね。

よって、マイホーム購入にあたっては、高額な住宅ローンを組んだ人もたくさんいらっしゃるでしょう。

しかし忘れてはならないのが、銀行がお金を『貸してくれた』と言っても、あなたが『返済できる』ことを保障してくれた訳ではありません。

リーマンショックの様な経済危機はいつか必ず訪れます。そしてその時、生活していく中で一番の負担となるのが『債務(ローン)』です。

リーマンショックが起こった時、世の中でどのような事が起きていたのか?を、実体験を基にお伝えしたいと思います。

ローン
(画像=Getty Images)

信用収縮による破綻

企業はどれだけ決算が黒字であっても、短期流動負債が返済できなくなった瞬間、破綻します。

企業は短期流動負債の支払の為に金融機関から資金を調達したりする場合もあるのですが、この短期的な支払い用の資金調達すら困難となるのが、信用収縮です。

ではなぜ、金融機関から資金調達ができないのか?それはお金を貸す側の金融機関も、短期の支払で現金を確保するのに必死だからです。

だから信用収縮が起こると、多くの企業が資金繰りに困って倒産するのです。

では企業が、短期的な支払に困った時はどうするのか?

  1. 資産の売却
  2. 事業の縮小
  3. 賃金カット
  4. 従業員の解雇

勤務先が3・4を実行すると、債務(ローン)の支払という観点から家計の苦しくなっていきます。

リーマンショック時の辛い思い出

リーマンショック前の日本経済は堅調でした。

当時の私といえば、車やブランド物の購入に複数のローンを組んでいましたね。

支払はボーナス加味すればどうにかなるだろう?と楽観的に思っていた矢先に、リーマンショックです。

勤務先の事業縮小が始まり、残業代は出なくなり、あらゆる手当ては削減。

私の収入は激減したものの、ローン(債務)は関係なく残っています。

私は幸いにも独身寮に住んでいたことから住居費の負担が軽く、あの経済危機を『辛うじて』乗り越えられました。

しかしリーマンショックから何年か経って、勤務先の経営が立ち直ってから聞いて初めて知ったのが、実は当時の会社は倒産寸前だったということです。

あの時会社が倒産していたら、私はそのまま自己破産していたでしょうね。

リーマンショックの辛い経験から学んだ事は、身の丈以上の債務(ローン)を組んではいけないということです。

私の知人では、住宅ローン返済スケジュールの打診や、教育費の支払が重なって苦しい時期を過ごしたと聞きました。

平時に於いては気になりませんが、『お金は借りられる』ということを当たり前に思ってはいけません。

お金は『貸して貰う物』であって、金融機関がお金を貸してくれたからといって、返済能力にお墨付きをくれた訳ではないことを、理解しておくことが大切です。

景気後退の足音が聞こえてきた昨今。これからマイホームを『ローン(債務)』で検討している人は、余裕をもった返済ができる金額を視野に入れることが賢明です。(提供: The Motley Fool Japan


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