ここでは、ねんきん定期便の様式と内容、見方・留意点を紹介します。

1.ねんきん定期便の様式と内容

ねんきん定期便の見方を理解しよう
(画像=PIXTA)

ねんきん定期便とは、日本年金機構が公的年金の被保険者に対して公的年金の保険料納付実績や将来受給できる老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)の見込額といった情報を知らせるため、定期的に郵便で送付するものです。

ねんきん定期便の送付は、公的年金保険料の納付記録もれが発覚した「消えた年金問題」を契機にして、国が年金制度への信頼を得るために2009年4月から実施しています。

送付対象者は、国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)です。誕生月の2ヵ月前に作成され、毎年、誕生月に届くように送付されます。ただし、1日生まれの人は、誕生月の3ヵ月前に作成され、誕生月の前月に届くように送付されることになっています。

ねんきん定期便には、ハガキと封書の2種類があります。通常の年はハガキですが、節目の年(35歳・45歳・59歳)には封書が送付されます。

ハガキの様式は、①50歳未満、②50歳以上、③年金受給者で現役被保険者の3種類があり、少しずつ異なっています。封書の様式は、④35歳・45歳、⑤59歳の2種類に分けられます。

節目の年にはすべての年金加入履歴を表示

ねんきん定期便には、以下のようなことが記載されます。

①照会番号
照会番号(公務員共済・私学共済の加入者以外)、公務員共済の加入番号、私学共済の加入番号が記載されます。

②これまでの保険料納付額(累計額)
ねんきん定期便の作成時点の保険料の納付状況に応じた累計額が記載されます。

③これまでの年金加入期間
年金加入期間だけでなく、受給資格期間も記載されます。

④老齢年金の見込額
50歳未満の場合は、作成日時点の加入実績から計算した年金額です。50歳以上60歳未満の場合は、現在の年金加入制度で60歳まで加入を継続すると仮定した場合の年金見込額になっています。

⑤年金の納付状況
節目の年(35歳・45歳・59歳)には、年金の納付状況について詳細に確認できるように、これまでのすべての年金加入履歴が表示されます。節目以外の年には、最近(直近の1年間)の月別の納付状況が表示されます。

⑥アクセスキー
アクセスキーとは、インターネットでねんきん定期便の内容を見ることができる「ねんきんネット」のユーザIDを取得する際に使用する17桁の番号です。

サンプルで学ぶ ねんきん定期便の見方・留意点