お客様へのアドバイスにつながる有効な声かけやトーク展開を紹介します。

〈年金制度に関する声かけ〉

繰上げ受給や繰下げ受給をするお考えはありますか

こんな声かけから年金のアドバイスを行おう
(画像=PhotographyByMK/Shutterstock.com)

老齢年金は、受給者本人の希望で繰上げ受給(65歳より前に受給を開始する)、または繰下げ受給(65歳より後に受給を開始する)を選択することができます。繰上げ受給・繰下げ受給は最大5年間となっており、早ければ60歳から、遅ければ70歳から受取りを開始することが可能です。

ただし、特別支給の老齢厚生年金は繰下げ受給ができませんので、留意しましょう。

お客様が「はい」と答えた場合
お客様が繰上げ・繰下げ受給を希望している場合は、その理由を聞いたうえで、繰下げ・繰上げ受給について正しく理解しているか確認します。

繰上げ受給をする場合は、1ヵ月繰り上げるごとに受給額は0・5%減額され、それが一生涯続きます。例えば60歳から繰上げ受給すると、65歳から受給した場合に比べ30%減額された金額が続くことになります。

繰り下げると年金は増える

一方、繰下げ受給をする場合は、1ヵ月繰り下げるごとに年金額は0・7%増額され、それが一生涯続きます。例えば70歳から受給すると、65歳から受給した場合に比べ42%増額された金額が続く ことになります。

こうした例を示して、お客様の理解を確認するとよいでしょう。

お客様が「いいえ」と答えた場合
お客様が繰上げ・繰下げ受給を考えていない場合は、給与等年金以外の収入が見込めるため、どちらも必要性がない可能性があります。しかし、例えば働き続けるつもりでも突然健康を害してしまう可能性があるため、そのような場合はどうするか検討してもらうことも重要です。

収入の空白期間(無給与・無年金)が発生してしまう可能性がある場合は、その間の生活資金をどのように確保するか聞き取り、いざというときのために備えておくことを勧めるとよいでしょう。

必要に応じて、退職金等を原資にして個人年金保険や分配型投資信託などで運用することを提案することで、新たな取引の獲得につながります。

〈年金制度に関する声かけ〉

勤務先で公的年金についてご説明を受けていますか