先日、私が開催する個人投資家の交流会にて、今まさに投資を始めようと検討している人にお会いしました。

成長
(画像=Getty Images)

その人の悩みは大きく分けて3つ

  1. どんな商品を買えばいいのか
  2. どうやって買えばいいのか
  3. どれくらい買えばいいのか

投資と言えば真っ先に①の『儲かりそうな銘柄情報』を知りたいと思うのですが、残念ながらそのような都合の良い情報は存在しません。

それよりも大切なのは、そもそもどれぐらいの金額を投資に廻せるか?です。

つまり③の『どれぐらい買えばいいのか』が重要になります。

まず大前提に、あらゆる投資方法に於いてリターンは確約されていません。

株式投資はプラスサムゲームと言われますが、損失を抱える期間は悲観的に見て10年間を想定したいところです。

そうなるとまとまったお金の内、投資に廻せる金額が自ずと見えてくるでしょう。

例えば向こう10年の間で、

  • 子供が大学に進学
  • 住居のリフォームや建て替え
  • 車の買い替え
  • 自分が定年退職する

これらのライフイベントが発生した際に『投資に廻していない残りのお金』で、対応する事は可能でしょうか?

こればっかりは世帯によって状況が異なるので、自分でキャッシュフローを計算しないと分かりません。

もし自分で計算するのが難しいならファイナンシャルプランナー等に費用を払って、キャッシュフローの計算をしてもらいましょう。

次に②の『どうやって買えばいいのか』です。

既に投資経験があって、投資した資産が短期的に数十~数百万円の含み損を抱えたとしても問題ないなら、一括で投資するのも選択肢の一つとなります。

しかし「まとまった資金の運用方法」という悩みを抱えている人が、『短期的に数十~数百万円の含み損』に耐えられると思えません。

よって筆者としての提案は、『まとまったお金は5年間かけて、積立て投資にて市場に投入する』です。

この『5年間』という期間に明確な根拠はありませんが、株式市場はだいたい5年の間に相場の大きな山谷が発生しています。

下のチャートは日本を除いた先進国株式市場へ投資できるSMTグローバル株式インデックス・オープンの設定来リターンとなります。

赤の矢印の左~右までの区間が約5年となっており、どの区間で見ても相場の大きな山谷が発生して「いた」ことが分かります。

まとまったお金の運用方法
(画像=The Motley Fool)

投資リターンの観点からすると相場の底で買い付けるのが一番の理想となりますが、それは過去のチャート見た事後的にしか分かりません。

広く分散された株式投資のリターンは長期的に右肩上がりになると期待できるので、積立て投資はいつ始めても良いのです。

筆者が質問者様にお伝えしたいことは、市場に長く居続けるためにも手間なく・不安を小さくして、投資を継続できるシステムの構築です。

投資とは成長にお金を投じる行為ですので、焦らず・じっくり育てていきたいですね。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。