日本株よりも配当利回りが高く、株価上昇率も高い傾向である米国株に興味がある方は多いことでしょう。

米国株の銘柄分析をする際、決算も確認したいところですが、どこで情報を仕入れるかなど方法がわかりにくいのが現状です。

しかし現在では、米国株の決算を簡単に確認できるツールが増えています。

決算を見れるようになれば、より深く銘柄分析ができ、米国株投資で大きく儲けるチャンスを増やすことが可能になるでしょう。

アメリカ
(画像=Getty Images)

米国株の決算を確認できるようにしよう

株式投資を行う上で銘柄分析は必須です。

その中でも企業の決算は、株主になるために必ずチェックしておきたい項目でしょう。

決算では企業が当期で上げた利益はもちろん、今後の経営方針や株価の展望まで確認することができます。

米国株の決算は日本企業の決算に比べ2週間ほど先行して発表されることで、日本株に与える影響を確認するためにも重要な指標となっています。

また世界最大の経済規模の米国であるがゆえに、米国株の決算を理解できることで、世界の株式市場の展望も予測できるようになります。

米国株の決算を見るメリット

米国は世界最大の経済規模を持つ国で、そこで取引される米国株は全世界から注目されると前述させて頂きました。

さらに米国株の決算は日本株の決算に比べ、フェアであるといわれます。

日本株の決算は東京を中心に行われ、個人投資家は機関投資家が参加できる決算説明会や、開示資料の一部を確認することができない場合があります。

ところが米国株の場合、一部の都市だけでなく様々な都市で行われ、個人投資家が確認できる開示資料も日本株よりも多く用意されています。

また世界の株式の時価総額(企業の規模)をランキングにすると、上位10社のほとんどが米国株が占めることから、時価総額の大きい企業の決算発表の時は特に注目が集ります。

たとえば時価総額世界一位のアップルは、iPhoneに使われる部品を作るメーカーに多大な影響を与えます。

台湾などはアップル関連の銘柄が多く、アップルの決算が台湾経済を左右するといっても過言ではありません。

ある米国株の決算の結果が良ければ、その銘柄に付随する世界中の銘柄の決算も良好と判断され、米国株の決算が一種の先行指標のような働きも見せるのです。

米国株の決算を確認する方法

米国株の決算は基本的に英語で開示され、決算資料を理解するには簿記の知識も必要だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに銘柄分析でよく使われる財務三表(バランスシート、損益計算書、キャッシュフロー計算書)を理解できれば、有利であることは間違いありません。

英語で開示された資料でかつ、専門的な知識を使いながら分析をすることは容易ではないでしょう。

また各企業の決算の時期は企業ごとに異なるため、どの企業がいつ決算発表を行うのかを事前に確認しておく必要があります。

ところが最近では日本の証券会社をはじめ、様々なサービスが登場し、以前より米国株の決算を確認しやすい環境になってきました。

以下のツールを参考に、決算の確認方法を見てみましょう。

決算のスケジュールは日本のネット証券でも確認が可能

決算が発表される時期は企業によって異なり、一般的には第一四半期から第四四半期の1年に4回実施されます。

日本株も同様に四半期ごとに決算が発表されますが、各四半期の決算は、通期決算の途中経過という位置づけに対し、米国株ではどの四半期の決算結果も同じように扱われます。

米国株は各四半期の決算結果に対し、3ヵ月間の業績が前年同期比でどれくらいの伸びがあるのか、市場予想に対していいのか、悪いのかという観点で分析されます。

では決算のスケジュールはどのようにして確認できるのでしょうか?

実は最近、日本の証券会社でも米国株を取扱いが増え、簡単に確認することができます。

ネット証券大手3社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)では「決算カレンダー」を用意しており、簡単に決算のスケジュールを確認することができます。

カレンダーに表示された「件数」をクリックすると、その日に決算が発表される銘柄を確認することができます。

これらのツールをしっかり使い、各銘柄の決算発表時期を事前に確認しておくといいでしょう。

決算内容は米国のYahooファイナンスで確認可能

それでは具体的にどのようにして米国株の決算内容を確認するのでしょうか?

数あるツールの中でも見やすいのが、ヤフー株式会社が運営するYahooファイナンスです。

米国株の決算資料のほとんどが英語表記ですが、Yahooファイナンスでは日本語対応をしています。

数字は全てUSDの表記で少し見にくいかもしれませんが、直近5期分の決算資料まで確認することができます。

米国株で注目される指標の一つとしてEPS(一株あたりの利益)やPER(株価収益率)がありますが、もちろんYahooファイナンスでも記載されています。

またYahooファイナンスでは掲示板も用意され、個人投資家の生の声も確認することもできます。

重要なのは市場予想との乖離

米国株の決算のみならず、様々な経済指標の発表の際にも同じようなことが言えますが、結果よりも市場予想に対して乖離がどれほどあるのかが注目されます。

いくら決算の結果が良くとも、市場予想と同等の水準であれば、すでに株価に織り込み済みということで、株価の変化はなし、もしくは下落することもあります。

一方予想に反して、大きく結果がよければ大幅な上昇が考えられます。

世界で最も注目される経済指標である、アメリカの雇用統計は毎月第一金曜日に発表されますが、こちらは特に市場予想との乖離に注目されます。

市場予想に対し雇用者増加数が前月に比べ増えたのか、減ったのかが見られます。

米国株の決算を確認する際も、決算結果はもちろん、市場予想も同じように確認するといいでしょう。

大企業の決算でも大きく株価が動くのが米国株の特徴

一般的に大企業は発行株式数が多いため、株価の変動が小さいのが特徴です。

言い換えるならば、大企業の株は流動性が高いといえます。

たとえば日本の時価総額1位のトヨタ自動車の決算は、世界からも注目されますが、発行株式数が多いため、決算で株価が大幅に動くことは少ないです。

米国株は発行株式数が多いですが、全世界からの注目度が大きいがゆえに、決算で大きく株価が動くことがあります。

日本の投資信託やETFでも米国株を組み入れている商品も多くあることなどを踏まえれば、個人投資家のみならず機関投資家からの注目度がとても大きいと言えるでしょう。

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