従業員,独立,のれん分け
(画像=fizkes/Shutterstock.com)

創業ニーズを探るため実践したい経営者・従業員への声かけを紹介する。

1 独立の話題だからと恐れずに経営者にヒアリングを行おう

従業員の独立・のれん分けについて、経営者との会話の中で「話題にすることはご法度」と考えている担当者は多いのではないだろうか。

確かに一面では、経営者が築いてきた組織を内部崩壊させるような、悪いイメージを持つ担当者・経営者もいるかもしれない。

しかし、そのようなマイナスイメージばかりで考えることは、適切ではないであろう。のれん分けによる独立は、経営者・従業員の双方にとって様々なメリットもあるからだ。そのメリットを経営者や従業員に伝え支援につなげていきたい。

では、独立する従業員との接点をつくるためには、どんなアプローチが必要か。

まずは経営者とコンタクトをとり、現在の企業規模・組織を中期的にはどのように変化させていくつもりなのか聞いてみる。中には、まったく変えていくつもりはないという経営者もいるだろうが、多くの場合、出店などの形で市場を拡げていきたいと考えているだろう。

そうであれば、市場拡大を「誰に」任せるかが重要になってくる。特に飲食店・美容など独自のノウハウが他社との差別化になっている業種では、この「誰に」の答えが限定されてくるはずである。

こうした流れで経営者に「のれん分け」という意識が芽生えてくればアプローチとしては成功であろう。その後は経営者と「独立・のれん分け」の話ができるようになり、候補となる従業員を紹介してもらえる。

従業員とフランクに話ができる関係づくりを