従業員,独立,のれん分け
(画像=Flamingo Images/Shutterstock.com)

のれん分けによる独立で生じる従業員の不安を挙げ解決法を紹介する。

お悩み①いまの経営者にはお世話になったので独立は気兼ねしてしまう…

長年勤めてきた企業にはスキルアップやノウハウを構築させてもらった恩があり、独立する従業員が経営者に対して気兼ねしてしまうのも理解できる。このようなケースでは、契約書を作成し、そこで「競業避止義務契約」を結ぶようアドバイスしたい。

のれん分けは親しい関係間で行うものだが、それでも後々のトラブルを避けるためにも、契約書の作成が必要である。その際、経営者に気兼ねする従業員の心情を踏まえて「独立元企業と同一の事業を同一地域で実施しない旨=競業避止義務」の契約を結んでもらうのである。

独立元企業とのれん分けされた側が同一地域内で同種の事業を行うと、顧客を奪い合う事態となってしまう。顧客の奪い合いに発展した結果、両者の関係が悪化するおそれもある。それを防ぐ意味で、競業避止義務契約は有効である。

違約金設定も抑止力に