モトリーフール米国本社、2019年9月18日投稿記事より

配当株に投資する際、単に高配当利回りの株を探すだけでは不十分です。

高い配当利回りを持つ株はしばしば配当をカットするリスクが高いため、配当利回りのみに基づく投資は避けるべきでしょう。

堅実な配当株を見つけるための3つヒントを紹介します。

成長株
(画像=Getty Images)

配当性向に注目する

配当性向は、利益に占める配当の割合です。

配当性向が低すぎる場合、会社が配当を優先していないか、利益が大きく変動するため配当を支払うことに躊躇している可能性があります。

一方、配当性向が高すぎる場合、減配リスクがあり、また、会社が配当支払いのために成長機会を犠牲にしている可能性があります。

それでは「適切な」配当性向の範囲はどれほどでしょうか?

それは、投資対象銘柄の種類に大きく依存します。

ほとんどの標準的な会社にとっては、25~75%の範囲の配当性向が適切とみられます。

REIT(不動産投資信託)やリミテッドパートナーシップなど、いくつかの特別な銘柄では、配当性向が高くなっています。

これは、こういった銘柄は、税制面での優遇措置のため高い配当が義務づけられているためです。

たとえば、REITは、課税対象利益の少なくとも90%を配当(分配金)として支払わなければなりません。

増配トレンドを確認する

企業が増配を続けている実績がある場合、経営陣は、株主の投資リスクに対して真摯に報いていると言えるでしょう。

また、増配実績は経営陣の自信の表れとも考えられます。

配当を減らしたり見送った場合、株価も下落するため、経営陣は潤沢なキャッシュフローに基づく安定的な配当政策を追求します。

会社が素晴らしいことを言っても、配当をかろうじて維持しているかやや上げているだけなら、会社の状況は見た目ほどは良くないというシグナルとも考えられます。

バランスシートを見る

配当は保証された支払いではありません。

債券の利子と元本の支払いが、企業の優先順位だからです。

会社が債務支払いを怠ると債務不履行に直面し、会社の支配権喪失、または強制清算さえも引き起こします。

ですから、配当がゼロとなろうとも、会社は債務の支払いを優先します。

配当を重視する場合、強固なバランスシートを持つ企業に投資すべきです。

注目すべき3つの主要指標は、インタレスト・カバレッジ・レシオ、流動比率、DEレシオ(負債資本倍率)です。

指標はそれぞれ、債務の支払い能力のさまざまな側面に注目しています。

これらの指標が高ければ高いほど、会社が配当を支払う可能性が高くなります。

単に配当利回りだけでなく、ビジネスの質に注目

適切に選別された配当株は、長期にわたって堅実な配当をもたらすだけでなく、優れたトータルリターンも提供します。

長期国債で得られるよりも高い投資収益を求めている場合であっても、全体的なトータルリターンを求めている場合であっても、優れた配当株は適切な選択肢でしょう。

優れた配当株に投資するには、配当利回りだけでなく、配当の背後にあるビジネスの質に着目する必要があります。

堅実な配当を払い、持続可能な方法で増配を継続させてきた実績を持ち、強固なバランスシートを持つ企業を選択すべきでしょう。

そうすれば、将来的に大きな富を築ける可能性が高まると考えられます。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Chuck Salettaおよびモトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。