若い頃は、「気が合う」「一緒にいて楽しい」といった要素が、人脈を構成する基盤となっていたかもしれません。しかし、30代、40代と年を重ねるごとに、それまでの経験や人脈の蓄積が結果を左右するようになります。

若いうちに「活きる人脈」への意識を高め、長い人生に大きな恩恵をもたらす人脈の基盤作りを、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

「活きる人脈」=「必要な人脈」とは?

30代,人脈
(写真=PIXTA)

「活きる人脈」を一言で表すと、キャリアやビジネス、思考、生き方、チャンスなど、「自分の人生にプラスの影響をもたらすネットワーク」という意味です。「活きる人脈」こそが30代以降において重要性を増す、「必要な人脈」ということができます。

有意義な人間関係の構築は、ネットワークの基盤となる重要な要素です。人と人との付き合いから得られる知識、経験、サポート、自己啓発、インスピレーションなどを経て、自分の中に秘められた可能性を開拓することで、人生をより豊かなものへと導くことができるのです。

人脈がビジネスで重視される理由

人脈が特にビジネスで重視される理由は、あらゆるビジネスがネットワークでつながっているためです。

例えば、いくら大きな仕事を任せられたとしても、サポートしてくれる同僚や上司、チームがいなければ、タスクを完了するのは困難でしょう。同様に、いくら素晴らしい商品やサービスを開発しても、販売してくれるお店や買ってくれる顧客がいなければ、成功や評価にはつながりません。

つまり、「ビジネスの成功は、活きた人脈を作れるかどうかにかかっている」と言っても過言ではないのです。実際、多数の成功者が、ビジネスにおける人脈の重要性を認めています。

必要な人脈・不要な人脈

「顔が広い」「社交的」というだけでは、知り合う人の数は多いでしょうが、必ずしも価値のある人間関係を築けるとは限りません。付き合いに要する時間や労力に見合わない、自分にとってはマイナスの要素を含んでいるかもしれません。

対照的に、知り合う人の数が少なくても、その全員と有意義な関係を維持しているのであれば、そこからネットワークが無限に広がる可能性があります。

「損得勘定で付き合う人を決める」といった目先の利害関係に根差すものではなく、「自分の人生の質を高める要素があるかどうか」を判断基準にすることで、自分にとって必要な人脈と不要な人脈の見極めが容易になるでしょう。

例えば、自分が理想とする未来をアファメーション(affirmation=自分自身を肯定的に宣言すること)し、実現に向けて必要な人脈を特定するという方法もあります。

しかし、「〇〇さんと親しくなって、チャンスを開拓する」など、特定の人物や機会を重視しすぎると、せっかくの可能性にブレーキをかける結果になりかねません。目的はあくまで、有意義な人間関係を通した、ネットワーキングです。「人間関係を築くことで、未知の可能性を広げる」というスタンスを忘れないようにしましょう。

量より質を追究するネットワーキング・スキル

質の高い人脈作りは、一晩で成し遂げられるものではありません。時間と労力、時にはお金を要する上に、対人関係を良好に保ち、多方面に広げていくためのスキルが必須です。

一代でヴァージン・グループを創り上げたリチャード・ブランソン氏は、「ビジネスレベルで通用する対人スキルやネットワーク作りが、自分を成功に導いた大きな要因の一つ」と語っています。

ネットワーキング成功のカギは、相手との意思疎通をスムーズに行い、信頼関係を築くための優れたコミュニケーションスキル、有益な情報を素早くキャッチするためのアンテナ、理想とする人脈の明確なビジョン、そして「自分だけではなく、相手にも恩恵をもたらしたい」という奉仕の精神です。

こうしたネットワーキング・スキルに磨きをかけることで、ポジティブな将来につながる「必要な人脈」=「活きる人脈」が、ますます広がりを見せることでしょう。(提供:ANA Financial Journal

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