金投資に興味があってもどのように買えば良いか悩んでいる投資家も多いのではないでしょうか。

  • 現物を購入する
  • ETFや投資信託など金を証券化したものを買う

金投資の方法は大きく二つに分かれています。

どちらが良いのかは投資家の置かれている条件や好みによります。

小さくはじめるなら証券会社を通して金のETFや投資信託・積立をするのが気軽にはじめられるためおすすめです。

しかし実際に金を現物で保有したい人や、大きなロットで買う人ならば現物での購入を検討しても良いかもしれません。

あなたに合う金投資の方法を探してみましょう。

金塊
(画像=Getty Images)

金投資をするなら結局どれが良いの?

金に投資する方法は様々ですが、結局のところどの方法が自分に向いているのだろうと悩む人が多いのではないでしょうか。

現物で金投資をした方が良い人とETFなどを利用して投資した方が良い人に分かれるため、あなたがどちらのタイプなのかを確認してみてください。

現物(金地金)で金投資をした方が良い人

金現物を購入した方が良いタイプは以下のような人です。

  • 最低でも1回あたりの取引で500g以上の現物の金を売買できる
  • 金を売却して得る利益が総合課税になる方が有利(個人の場合)
  • 実際に手元に現物の金を持っていたい
  • 5年以上保有する予定がある人

現物の金投資は、ある程度大きなロットで購入できる人でないとおすすめできません。

なぜなら、金の現物を買う場合にバーチャージと呼ばれるものがかかるからです。

500g未満の現物の金を売買する場合には約10%〜15%前後の手数料が発生します。

つまり、小口で金の現物を売買するとバーチャージ分、手数料が割高になってしまいます。

また現物の金の売却益は「総合課税」に区分されるため、分離課税よりも総合課税の方が都合が良い人にも金現物は向いています。

加えて、金地金は5年を超えて保有すると短期で譲渡するよりも税金が軽減される仕組みもあるため、総合課税を希望する人で長期保有を予定する人にもおすすめです。

ETF・投資信託で金投資をした方が良い人

ETF・投資信託での金投資が向いている人は以下のようなタイプの人です。

  • 株と同じ感覚で金を取引したい
  • 小口で少しずつ投資をしたい
  • 金現物の管理コストや盗難リスクなどの煩わしさを避けたい
  • 金の売却益が分離課税の方が有利

ETFや投資信託の中には金価格と連動する商品もあります。

金地金を買うよりも、株投資と同じ感覚で取引できるのが良いなら、ETFや投資信託での取引がおすすめです。

金のETFや投資信託は現物(金地金)にかかるバーチャージや管理費を削減することができます。

また現物の金は保管が面倒だったり、盗難・紛失などのリスクもあるため、投資信託やETFの方が安全だという考え方もあります。

株投資と同様に分離課税の方が都合が良い人にも、ETFや投資信託を通して金投資をする方が簡単です。

米国株投資家なら金ETFや投資信託の方が管理が楽

米国株を投資している人が金をポートフォリオのひとつとして管理をしたいだけなら、金ETFや投資信託を通して売買する方が手間はかかりません。

アメリカ市場には金価格に連動したETFもあります。

また大手ネット証券ならば、日本上場の金価格に連動したETFや投資信託も気軽に買えます。

住んでいるところに金地金を取り扱っている業者がない場合も、大手ネット証券経由で金のETFや投資信託を買う方が手軽です。

現物の金地金を買えるところ

海外では金は人気の投資対象のひとつです。

私は過去にバンコクの中華街の大学で勤務していたことあるのですが、「金行」という金を取り扱った店が立ち並び、活発に現物の金の延べ棒やアクセサリーの売買が行われているのをよく目にしました。

世界では金の現物売買も珍しいことではありません。

香港でも一部の銀行(ハンセン銀行)で現物の金が購入できました。

日本でも現物の金地金を取り扱っている業者があるため興味のある方は参考にしてみてください。

  • 田中貴金属
  • 三菱マテリアル
  • 日本マテリアル
  • 徳力本店
  • 第一商品

金の投資信託・ETFのおすすめ

現物よりも投資信託やETFを通して金投資をしたい方のためにおすすめのETFと投資信託をご紹介します。

流動性が高く人気のある商品・現物の金を保有・裏付けしているものがおすすめです。

その上で信託報酬を見比べて選びましょう。

純金上場信託(金の果実)

日本に上場されている証券コード1540は通称「金の果実」と呼ばれ、金ETFの中でも特に支持されています。

金の果実は希望すれば金地金の小口交換をすることもできるため、将来的に現物で金を保有する可能性があるなら金の果実を選ぶと良いでしょう。

大手ネット証券経由で気軽に取引でき1口4000円程度からでも買えるため、迷ったら金の果実を選ぶのが無難です。信託報酬は0.49%です。

SPDR ゴールドシェア

SPDR ゴールドシェアは日本では証券コード1326として上場されています。米国ならばティッカーシンボルGLDです。

SPDRゴールドシェアは流動性も高く取引しやすい金ETFです。信託報酬は0.40%です。

信託報酬の安い金ETFも登場している

米国では信託報酬の安い金ETFも登場しています。

流動性よりも信託報酬のコストを気にするならば、iシェアーズゴールドトラスト(IAU)の信託報酬0.25%や、グラニテシェアーズ・ゴールド・トラスト(BAR)の信託報酬0.17%も選択肢に入るのではないでしょうか。

米国では金ETFの信託報酬の値下げ競争もあり、金ETFの選択肢も増えているため、流動性・信託報酬などを総合的に考えて自分にあったものを選ぶと良いでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。