モトリーフール米国本社、2019年8月11日投稿記事より

ペプシコ(NASDAQ:PEP)とマクドナルド(NYSE:MCD)は、世界でも有名なブランド消費財企業です。

両社の急速な成長期は過ぎましたが、景気減速局面における業績の安定性と、一貫した配当支払いにより投資家に評価されています。

以下、両社を比較してみます。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

ペプシは、炭酸飲料やクエーカーオーツやアクアフィナウォーターなどの健康的な商品に加えて、ドリトスなどのスナックフードも展開しています。

マクドナルドはここ数年で大きな変革を遂げました。

店舗は改装され、顧客はモバイルアプリを通じて注文できるようになりました。

経営陣は質の高い食材とより健康的なメニューに注力しています。

マクドナルド
(画像=Getty Images)

消費者の健康志向高まる

両社は近年、消費者の嗜好の変化への対応という課題に直面しています。

より多くの消費者が砂糖の摂取量や食品の健康への影響を気にしており、食品の品質により大きな関心を示しています。

ペプシは、ブランドメッセージを改善し、健康的な新製品を投入して増収を加速させています。

この結果、第2四半期の売上高は前年同期比4.8%増加しましたが、サプライチェーンや他の分野を改善するための投資が最終利益に重くのしかかりました。

その結果、1株当たり利益(EPS)は2%減少しました。

一方、マクドナルドはこれまでに8,500か所で導入された新しいレストラン形式は、顧客満足度と業績に多大な影響を与えています。

第2四半期の既存店売上高は前年同期比6.5%増加して4年間で最高となり、EPSは7%増加しました。

マクドナルドの明るい成長見通し

ペプシは、長期的に4~6%の増収率を目標としています。

同社は、エナジードリンクや自然食品など、成長の速い市場に投資しており、昨年ソーダストリームを買収しました。

マクドナルドの場合、今後もさらに成長する可能性があります。

マクドナルドは、オンライン注文や配達事業に投資するだけでなく、未来志向型ストアを世界中に展開しています。

マクドナルドで最も重要なことは、ペプシとは異なり、成長するために他の企業を買収する必要がなく、既存商品等の深耕に注力しています。

マクドナルドは、定番商品で利幅が大きい「クオーターパウンダー」を2019年上半期に5500万個以上売りました。

経営陣は、人気商品をオンライン注文などで効率的に販売できた結果と指摘しています。

バリュエーションおよび配当

マクドナルドの予想PER(株価収益率)は23倍程度で、ペプシは22倍程度なのでほぼ同じです(11月22日時点)。

アナリストはペプシの来年の増益率を8.1%利益と予想しています。

一方、マクドナルドの増益率予想は9.1%です。

また、マクドナルドが今後5年間にわたってペプシより高い利益成長を維持するとアナリストは予想しています。

なお、マクドナルドの配当利回りは2.60%で、ペプシは2.85%です(11月22日時点)。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者John Ballardおよびモトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。