先進国株式や新興国債券などを主軸としたファンドが増えてきましたが、投資初心者にとっては分かりにくいシステムとなっています。

また、外貨を必要とする投資ファンドはリスクが高く、投資を始めたばかりの方にはハードルが高く感じられます。

そこで注目を集めているのが国内ファンドです。

円で売買できる国内ファンドはリスクが少なく、長期保有しやすい商品が多いのも人気の理由です。

そこで今回は「東京海上・円資産バランスファンド」について解説します。

東京海上・円資産バランスファンドの特徴や決済型の違い、そして国内ファンドで長期保有しやすい商品の解説もします。

FUNDS
(画像=Getty Images)

「東京海上・円資産バランスファンド」とは

東京海上・円資産バランスファンドは国内の複数の資産に分散投資をするファンドです。

略称として「円奏会」と呼ばれており、こちらの略称を耳にした方も少なく無いかもしれません。

ファンドの投資先は日本債券が70%、日本株式が15%、REIT15%となっており、基本的には日本債券を中心としています。

ファンドの決算時期によって2種類に分かれており、年1回決算型と毎月決済型があります。

年1回決済型の特徴

東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)は記事執筆時点では基準価額が11,597円、純資産が約2395億円となっています。

決算日は7月23日の1回だけで、前回の分配金は0円です。

これは年1回決済型ファンドでは珍しくなく、分配金をそのまま投資資産に組み込むタイプとなっているため、分配金が発生しなかったのです。

2014年に開始したときは基準価額が10,182円だったのと比較すれば、13%の上昇率となります。

率直に言えば、5年で13%という上昇率は高いとは言えませんが、一方で堅調な伸び成績と判断する事も出来ます。

特に、価格が安定しやすい日本債券をベースにしているため、値段が崩れ難いというのが最大の特徴。

事実、この5年間でチャートはゆっくりですが上昇しており、一度も2014年の開始基準価額を下回っていません。

堅実な金融商品というのが売りのため、ここ2年ほどで純資産が1900億円上昇したのも注目すべきポイントです。

ローリターンでも構わないから、ローリスクの金融商品を選びたい投資家から人気を集めています。

毎月決済型の特徴

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)は記事執筆時点では基準価額が11,619円、純資産が約6728億円となっています。

決済日は毎月23日で、年に12回。分配金は毎回30円となっています。

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)の場合はこの分配金をプールして再投資する、分配金再投資基準価額があります。

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)を1年保有していれば、現在の基準価額にたいしてプラス360円が発生する事になります。

2年保有すれば720円、5年保有すれば1,800円です。

2012年11月の開始日から保有していた場合、プールされている分配金は2,190円(2014年までは分配金が20円)となり、分配金受取基準価額が13,574円となります。

このように、毎月決済型は長期保有をすればするほど、解約時の基準価額がアップする仕組みとなっています。

2016年頃から投資ファンドは注目を集める様になりました。

特に、東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)のように長期保有をするとお得になり、リスクの少ない金融商品は人気が集中。

2016年から2019年にかけて純資産価額が4倍に膨れ上がるほど資金が集中しています。

現在も資金の流入は止まらず、投資ファンドのランキングサイトでは上位に食い込む人気商品となっています。

東京海上・円資産バランスファンドの注意点

ローリスク・ローリターンの投資ファンドですが、やはりリスクはあります。

東京海上・円資産バランスファンドの場合は日本債券を中心に投資をしているのが最大のリスクです。

もし、日本がデフォルト(財政破綻)となれば、債券は無効となり純資産は一気に激減します。

日本は自国の中央銀行が国債を引き受けており、他国の債券を最も多く購入している国のため、デフォルトが起きにくいという格付けをされています。

しかし、これらの理由はあくまでも起きにくいというだけで、起きないとは断言できません。

東京海上・円資産バランスファンドは日本債券に大きな変化があれば、投じた資産が減る可能性があると覚えておきましょう。

注目の国内ファンド

ここでは、注目の国内ファンドについて解説します。

どれも純資産を順調に増やしており、信託報酬などのコストが安いため長期保有しやすい商品となっています。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

東証株価指数(TOPIX)と連動するインデックスファンドです。

主に国内の株式に投資をしており、TOPIXと連動するように投資をする為、日本経済が好調ならファンドの成績も上がり、反対に苦しくなれば基準価額が下がります。

現在の基準価額は浮き沈みが激しいですが、長い目で見ればこれからが期待できるファンドと言えます。

業界最低水準の運用コストを目指す投資ファンドで、信託報酬は記事執筆時点では0.154%となっています。

これまでにも何度も信託報酬の引き下げを実施しており、一方で純資産が順調に増えています。

信託報酬などのコストが下がれば、長期保有しても損失が少なくなります。

純資産が増えて行けば行くほど、安定した投資が行えるようになります。

以上の理由から、これからが期待できる国内ファンドといえます。

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

こちらもTOPIXの動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドになります。

上記のファンド同様に日本経済の影響を受けやすいというデメリットはありますが、買付手数料が無料・ファンドの信託報酬が0.154%と低いのが魅力です。

基準価額の変動はそれなりにありますが、純資産が4年で250億円を突破。

順調に増やしていることから安定した投資が行えていると判断できます。

こちらも長期保有しやすく、リスクの少ない国内ファンドとなります。(提供: The Motley Fool Japan


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