これだけ理解しよう!
(画像=PIXTA)

人民元は中国政府によって通貨安に誘導されているそうですが、日本の経済にはどんな影響がありますか?

米中貿易戦争の渦中にあって、世界から注目されているのが、中国人民元です。日本国内では人民元について語られることは少ないですが、中国は世界第2位の経済大国。人民元の動きは回りまわって、私たちを取り巻く投資環境に重大な影響を与えます。

さらに今年は、その人民元に大きな動きがありました。人民元は過去1年間にわたり下げ続けていましたが、今年8月初旬には1ドル=7元台という11年ぶりの安値をつけたのです。

これについて、日経新聞では次のように解説しています。「元の対ドル相場は5日、11年ぶりの安値となる1ドル=7元台に下落した。(中略)トランプ米大統領が対中制裁関税『第4弾』の発動を表明した直後だったため、習近平指導部が輸出産業の下支えを目的に元安を容認したとの分析が多い」(8月30日付『きょうのことば』)

記事中の「対中制裁関税『第4弾』の発動」とは、中国からの米国向けのほぼすべての輸出品に対し、米国が高率の関税をかける(追加関税)というもので、米国には、中国の米国への輸出を牽制する狙いがあります。

中国は為替操作で米国の追加関税に対抗