モトリーフール米国本社、2019年11月23日投稿記事より

ビジュアル検索エンジンのピンタレスト(NYSE:PINS)は、今年最も期待されたIPO(新規株式公開)でした。

同社の株価は公開後わずか数カ月でIPO価格の19ドルから40%以上上昇しました。

しかしそれ以降はさえない展開となっており、株価は8月の上場来高値から50%近く下落しています。

最近では、10月31日に発表されたピンタレストの第3四半期(7月〜9月)決算に投資家は満足しておらず、株価が大きく下落しました。

しかし、商品検索で強みを持つピンタレストの今後の見通しは明るいと考えられ、以下でその理由を説明します。

ピン
(画像=Getty Images)

ピンタレスト、ニッチ分野で奏功

ピンタレストは、フェイスブックやツイッターなどが優勢なソーシャルメディアプラットフォームとして知られています。

そしてピンタレストは、ツイッターやフェイスブックが共存するように、ピンタレスト独自のニッチ分野で業績をあげています。

ピンタレストは自社を「ソーシャル・ディズカバリー・エンジン」と称していて、商品などの検索エンジン機能を重視しています。

ピンタレストユーザーの大半は、このプラットフォームを使用して欲しい商品やトレンドを探しています。

企業はピンタレストでオンラインマーケティングを行い、ターゲットユーザーにアクセスしようとしています。

ピンタレストは、広告掲載で売上高の大部分を生み出しています。

依然として成長余地

ピンタレストの月間アクティブユーザー数は、第3四半期に3億2200万人に達し、前年同期比28%増となりました。

同期の売上高は47%増、1ユーザーあたりの平均売上高(ARPU)は14%増となりました。

また、非GAAP(米国一般会計原則)ベースの調整後純利益は約600万ドルでした。

ピンタレストは引き続き好調で、今後も海外市場で拡大していくにつれ、成長を継続する可能性は十分にあるでしょう。

ピンタレストは現在28カ国で広告を掲載しており、これには今四半期に追加したギリシャやハンガリーなど9つの新しい市場が含まれています。

ピンタレストの海外市場におけるARPUは低いですが、海外では類似プラットフォームが少なく比較的強力な顧客エンゲージメントがあるため、今後多くの広告主をプラットフォームに取り込むことができるとみられます。

また、ピンタレストはユーザーと広告主間のコミュニケーションを促進するため、プラットフォームの改善と調整を続けています。

また、ショッピファイなどのeコマースプラットフォームとの提携を拡大しています。

ピンタレストは多くの投資家が期待していたほどの成長株にはなってはいませんが、売却するには時期尚早と考えられます。

同社のユニークなプラットフォームと成長戦略を引き続き注視すべきでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Prosper Junior Bakinyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、フェイスブック株、ピンタレスト株、ツイッター株を保有し、推奨しています。