モトリーフール米国本社、2019年11月27日投稿記事より

AI(人工知能)は、メガトレンドの一つです。調査会社IDCによれば、AIシステムへの投資は、2019年の375億ドル(約4兆円)から2023年までに2.5倍の979億ドルに拡大すると予想されています。

2020年に注目される銘柄を紹介します。

AI関連に投資するには、2つの方法があります。

  1. AI関連製品(半導体など)やサービス(クラウドコンピューティングなど)を売っている銘柄への投資
  2. 製品やサービスの改善や効率化でAIを活用している銘柄への投資

以上を基に、今年(11月25日時点)と来年注目すべきAI銘柄を見ます。

AI
(画像=Getty Images)

AI株の今年のパフォーマンス

下のチャートは主要AI株の株価パフォーマンスです。

なお、アドバンスト・マイクロ・デバイセズとインテルは除外していますが、これは、AIチップ供給についてはエヌビディアが圧倒的なリーダーだからです。

AI株の2019年の年初来パフォーマンス(トータルリターン、単位:%)

エヌビディア(青)、アマゾン(オレンジ)、マイクロソフト(赤)、アルファベット(緑)、IBM(紫)、アップル(紺)、フェイスブック(ピンク)、マイクロン・テクノロジー(茶)、ネットフリックス(明るい緑)、スティッチ・フィックス(明るい茶)、S&P500(黒)

2020年に注目すべきAI株
(画像=出典:YCHARTS。2019年11月25日時点)

上記の1のカテゴリーに主に含まれるのは、グラフィックチップ(GPU)のエヌビディア(NASDAQ:NVDA)、eコマースおよびクラウドコンピューティングのアマゾン、コンピューターソフトおよびクラウドサービスのマイクロソフト、グーグルの親会社でクラウドサービスのアルファベット、旧来テクノロジーのリーダーおよびAIプレーヤーのIBM、メモリーチップのマイクロン・テクノロジーです。

主に2のカテゴリーに含まれ、AIを活用して自社製品やサービスを改善しているのは、iPhoneメーカーのアップル(NASDAQ:AAPL)、ソーシャルメディア・リーダーのフェイスブック(NASDAQ:FB)、ビデオストリーミング最大手のネットフリックス、パーソナルスタイルサービスのスティッチ・フィックスです。

2019年のパフォーマンスが最も良いAI株3銘柄

2020年に注目すべきAI株
(画像=YCHARTS (トータルリターン)、YAHOO! FINANCE (その他))
PER(株価収益率)、EPS(1株当たり利益)。EPS成長率はアナリストのコンセンサス予想。2019年11月25日時点

バリュエーションにEPS成長率を加味した場合、フェイスブックが最も魅力的で、その後にアップルとエヌビディアが続きます。

しかし、注意すべきことは、EPS成長率はあくまでアナリストのコンセンサス予想に過ぎないということです。

エヌビディアはこれまで、アナリストの収益予想を常に上回ってきました。

これは、アナリストの多くが同社の事業や製品を正確に把握していないと思われるためです。

ただ、アナリストには技術的な専門知識が少なく、何社もカバーしているためやむを得ない面があります。

フェイスブックは、長期的な勝者であり続けるポテンシャルはあります。

しかし、同社には大きな規制リスクがあり、その点を投資家は注意すべきです。

さらに、フェイスブックを悪用しようとする人々からプラットフォームを守るために多額の費用が必要です。

実際、こういった問題解決や映像を除外するためにAIが内部で活用されている面があります。

アップルは社内でAIを活用しており、消費者に最も近い存在は音声アシスタントのSiriです。

なお、アップルは、長期的に好業績が続いており配当も出しているので、上記の3社の中では保守的な投資家向けです。

エヌビディアは、ある程度のリスクに向き合える成長株投資家には良い選択となるでしょう。

2020年に注目すべきAI銘柄は

エヌビディアは過去数年で、ゲーム向けグラフィックチップメーカーからAIプレーヤーに変容しました。

特に、急速に拡大しているディープラーニング分野で存在感を増しています。

エヌビディアのグラフィックチップは、データセンターのAIトレーニングシステムにおける中核となっています。

エヌビディアは、様々な成長トレンドから利益を享受する早期段階にあります。

成長トレンドには、AI、eスポーツ、自動運転車、仮想現実(VR)、スマートシティー、ドローンなどが含まれます。

筆者が知る限り、純粋なAI銘柄はありませんが、エヌビディアはおそらくそれに一番近いとみられます。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Beth McKennaは、エヌビディア株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アマゾン株、アップル株、フェイスブック株、マイクロソフト株、ネットフリックス株、エヌビディア株、スティッチ・フィックス株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール米国本社は、IBM株をショートしています。モトリーフール米国本社は、インテル株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(IBM株の2020年1月の200ドルのロング・コール、IBM株の2020年1月の200ドルのショート・プット、マイクロソフト株の2021年1月の85ドルのロング・コール、IBM株の2020年1月の155ドルのショート・コール、インテル株の2020年1月の50ドルのショート・コール)。

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