モトリーフール米国本社、2019年11月28日投稿記事より

音楽ストリーミング(配信)のスウェーデン企業スポティファイ(NYSE:SPOT)の広告付きサービスの無料ユーザー数は、第3四半期(7~9月)末時点で1億4100万人でした。

同社の広告収入はまだ低いものの、今後大きく拡大するポテンシャルがあるとみられます。

経営陣も、長期的には広告収入の伸びは有料契約収入を上回ると予想しています。

第3四半期の広告収入は全売上高の11%弱に過ぎませんでした。

さらに、同四半期の有料契約収入の総利益率26.5%に対し、広告収入の総利益率は16%でした。

スポティファイ
(画像=Getty Images)

先進国市場では広告付きサービスの総利益率上昇

最近の投資家向けミーティングでCFOのポール・ヴォーゲルは、米国などの先進国市場では、広告付きサービスは有料契約サービスと同様の総利益率になってきている、と語っています。

さらに、先進国ではデジタル媒体への広告のシフトが進んでいるため、スポティファイへの追い風になっています。

今後、一部の地域では、広告付きサービスの総利益率が有料サービスを上回る可能性があります。

広告収入倍増への戦略

スポティファイの経営陣は、全売上高に占める広告収入の割合を現在の約10%から長期的に20%に引き上げようとしています。

このため、同社は広告テクノロジーへの投資を続け、自動広告やプログラマティック広告を導入しようとしています。

また、最近拡大しているポッドキャストの広告増収のための投資も行っています。

特に、ポッドキャストの独占コンテンツの拡大で、ユーザーおよび聴取時間の増加と広告増収の相乗効果を狙っています。

スポティファイの現在のビジネスモデルでは、依然として無料ユーザーを有料ユーザーに転換させることで最も収益性が高まります。

それでも無料ユーザーの存在は、広告増収のために重要性を増しています。

なお、スポティファイの株価は9月の急落から反転して25%上昇し、140ドル台で推移しています。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Adam Levyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、スポティファイ・テクノロジー株を保有し、そして推奨しています。