モトリーフール米国本社、2019年11月26日投稿記事より

ストリーミング(動画配信)大手のネットフリックス(NASDAQ:NFLX)の2019年の株価は、乱高下を繰り返しています。

2018年夏に達した過去最高値より26%下がっていますが、この下落をどう捉えるべきか分析してみましょう。

ネットフリックス
(画像=Getty Images)

一部の投資家、新規契約者数の成長鈍化と競争激化を懸念

ネットフリックスは2018年第2四半期(4月〜6月)決算で、米国内の契約者が予想を下回ったことを報告しました。

以降、新規契約者の獲得と競争激化に関する懸念が株価に反映されてきました。

株価はPER(株価収益率)99倍、PBR(株価純資産倍率)20倍で取引されており、大きな成長が期待されているため、新規契約者数などの成長鈍化要因を投資家が心配するのは当然です。

ウォルト・ディズニー、アップル、AT&TのHBOなどの新しいストリーミングサービスは、ネットフリックスの市場シェアを奪う可能性があるため深刻な脅威と見なされています。

これらの懸念から株価が下がってきています。

ネットフリックスのCEOであるリード・ヘイスティングスは、2019年第2四半期も新規契約者数が予想を下回ったことは、競争激化によるものではなく、昨年行った値上げの影響が大きいと話しています。

また、サービスの品質をさらに上げ、ネットフリックスを顧客にとって必須のサービスにする必要があると話しています。

競合の出現に関しては健全な市場の兆候であると述べました。

結局、ストリーミングサービスの拡大は、ケーブルテレビや衛星テレビの市場シェアを奪っていくことになるでしょう。

複数のストリーミングサービスに加入した場合でも、従来のケーブルテレビ料金よりも安くなるため、複数のサービスに登録する人は多いでしょう。

今後の見通し

料金値上げへの調整が行われつつあり、そして新規参入に対する一時的な熱狂が収まれば、早ければ1月の第4四半期決算発表ぐらいには、株価は再び上昇モードに戻るとの見方があります。

ネットフリックスに対する悲観的な見方がありますが、第3四半期決算発表によれば海外契約者数が急増しており、競合増加にもかかわらず解約率が悪化していないとみられるため、今後の業績動向を注視すべきでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Anders Bylundは、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株のオプションを推奨しています(2021年1月の60ドルのロング・コール、2020年1月の130ドルのショート・コール)。