モトリーフール米国本社、2019年10月6日投稿記事より

米国株式市場の強気相場は10年続いており、多くのレストラン株のバリュエーションも上昇しています。

そのような中、既存店売上高が堅調で今後の成長見通しも明るいレストラン銘柄を紹介します。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

ハンバーガー
(画像=Getty Images)

レストラン・ブランズ・インターナショナル(NYSE:QSR)

レストラン・ブランズ・インターナショナル(以下「ブランズ」)は、世界で26,000以上のレストランを持つ世界最大のクイックサービスレストラン企業の1つです。

18,000以上の店舗はバーガーキングです。

同社は2014年にバーガーキングとティムホートンの持株会社として設立されました。

2017年にフライドチキンチェーンのポパイズを18億ドルで買収し、グローバル戦略を強化しました。

同社は、ブラジルの投資会社3G Capitalによって効率的な管理が行われています。

3G Capitalは、ブランズの発行済み株式の41%を所有しています。

ブランズは、国際的に拡大しながら収益性の高い成長を実現しました。

過去3年間で、継続事業からの売上と利益はそれぞれ32.6%と87.5%増加し、株価は59%上昇しています。

経営陣は、ティムホートン、バーガーキング、ポパイズ全体で、合計40,000のレストランチェーンに拡大する可能性があると考えています。

コーヒー、ベーカリー、チキン、ハンバーガーを提供する同社が対象とする中核市場は、2023年まで1桁台半ばの割合で成長すると予想されています。

新しいレストランをオープンし、コスト規律を維持し続けることで、今後5年間で会社の利益が年率19%で成長するとアナリストは予想しています。

実績PERは約27倍なので、成長期待に比べてそれほど高くなく、一方、配当利回りは約3%と市場平均より高く、株主に優しい経営を行っています(11月27日時点)。

ダーデン・レストラン(NYSE:DRI)

ダーデンは、米国とカナダに1,700を超える店舗を展開している最大級のフルサービスレストラン企業です。

オリーブガーデン、ロングホーンステーキハウス、チェダースクラッチキッチン、キャピタルグリル、バハマブリーズなどを所有しています。

同社の経営陣は2015年に一新され、それ以来、株価はほぼ倍増しています。

新しい経営陣は、コストを削減して収益性を改善する戦略を打ち出しました。

以前の経営陣は利益成長を達成するのが難しいと考えていましたが、過去4年間で利益は118%増加しました。

2020年度第1四半期(6~8月)に、ダーデンの最大のチェーンであるオリーブガーデンとロングホーンは引き続き売上と利益を増加させました。

小規模なチェーンは業績が低下し、パフォーマンスも低下しましたが、全売上高は前年同期比3.5%増加し、21.3億ドルに達しました。

ダーデンはカジュアルなダイニング分野で市場シェアを獲得しており、多くの同業他社を凌駕し続けるとみられます。

経営陣は、2020年度の売上高について1桁台半ばの増加を予想しています。

そして、ガイダンスの中間値ではEPSの11%増加を見込んでいます。株は予想PER約18倍で取引され、配当利回りは約3%にも上ります(11月27日時点)。

ドミノ・ピザ(NYSE:DPZ)

ドミノ・ピザ(以下「ドミノ」)は、米国最大のピザ宅配チェーンであり、世界のクイックサービスピザカテゴリーの市場シェアでトップの座を占めています。

過去5年間で、1株当たり利益は3倍以上になり、株価は215%も上昇しました。

ドミノは最近、経営陣が予想していたよりも緩やかな売上高成長に転じたため、株価は今年下落しています。

次の3〜5年にわたって、経営陣は年間3〜6%の売上成長を目標としています。

ただし、前四半期は米国の売上が3%増加しましたが、国際的な売上高はわずか2.4%の増加にとどまりました。

緩やかな成長は、激しい競争環境に起因している可能性があります。

経営陣は、「要塞化」戦略を採用し、既存の店舗に近接して新しい店舗を開店しています。

これは、既存店舗の売上成長への逆風となっています。

ただし、この戦略の目的は、ドミノの店舗と主要顧客との間の平均距離を短縮することであり、これにより配達スピードが改善されます。

経営陣は、それがコストを節約し、長期的に収益性を改善することを期待しています。

デジタル面では、ドミノはアプリとオンラインチャネルで大きな成功を収めています。

同社のリワードプログラムは、顧客ロイヤルティを強化し、デジタル販売を増加させています。

プログラムには2000万人以上のアクティブユーザーがいます。

昨年、ドミノの米国での売り上げの65%以上がデジタルプラットフォームを通じてのものでした。

アナリストは、今後5年間、ドミノが年率14%で成長すると予測しています。

同社の予想PERは約27倍、配当利回りは約1%です(11月27日時点)。

なお、他の有望な米レストラン銘柄としては、マクドナルド(NYSE:MCD)やチポトレ・メキシカン・グリル(NYSE:CMG)があります。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者John Ballardおよびモトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、レストラン・ブランズ・インターナショナル株のオプションを保有しています(2020年1月の94ドルのショート・コール)。