民法改正,相続対策,アドバイス
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Q5.妻はまだ40歳で、子は未成年。妻が配偶者居住権を取得した場合、若いために評価が高く、お金は少ししか相続できません。未成年の子が大金を相続することになる事態を回避できますか?

A 配偶者が配偶者居住権を取得することで、原則として、配偶者は配偶者居住権の財産的価値に相当する金額を相続したものと扱われます。そのため、配偶者が配偶者居住権を取得することは、基本的に、それ以外の金銭、預貯金等の取り分が減少することを意味します。

配偶者の年齢が若い場合には、配偶者居住権の評価額が比較的高くなるため、この傾向はより顕著となります。配偶者居住権の財産的価値が配偶者の具体的相続分を超える場合には、超過分につき、配偶者が他の相続人に代償金を支払わなければならない事態まで想定されます。

かかる事態を回避するため、以下のとおり、被相続人(本件での夫)が行う事前対策と、配偶者(本件での妻)が行う事後対策が考えられます。

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