民法改正,相続対策,アドバイス
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親族である嫁が無償で義母を看護していた場合などに寄与分を認める特別寄与料は、2019年7月1日より施行されている。ここでは、新制度の狙いを解説したうえで、Q&A形式で利用時の注意点を見ていく。

特別寄与料は、どのような問題を解消するために作られた制度なのか、以下のケースをもとに見ていきましょう。

長男(太郎)は母(ウメ)と同居しています。ウメさんが3年前に認知症を発症したのを機に同居を開始しました。父は10年前に他界しています。

同居を開始した当初は太郎さんも介護に協力していたのですが、太郎さんは2年前から海外へ単身赴任中であり、ウメさんの世話は長男の嫁(弘美)が1人で行っています。

実は、ウメさんにはもう1人息子(次男の次郎)がいるのですが、近所に住んでいるにもかかわらず、次郎さんもその妻も介護に協力する素振りを見せません。弘美さんへ感謝の気持ちすら表しません(図表1)。

ファイナンシャル アドバイザー
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2年間の貢献に対する報いがあってしかるべき