民法改正,相続対策,アドバイス
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Q1.長男の妻が義父の面倒を見ていました。義父から①生前贈与を受けていた場合、②交通費や小遣いを受け取っていた場合、③親族から謝礼を受け取っていた場合、特別寄与料は受け取れますか?

A 特別寄与料は、「被相続人に対して無償で療養看護その他の労務の提供をしたことにより被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした被相続人の親族は、相続の開始後、相続人に対し、特別寄与者の寄与に応じた額の金銭(特別寄与料)の支払を請求することができる(民法1050条)」と定められていますので、生前受けていた贈与などが有償とみなされた場合、特別寄与料を受けとることはできません。

事例で考えてみましょう。幸子さんは、弘さんとの婚姻を機に、弘さんの父が建ててくれた新居で暮らし始めました。弘さんは長男であり、父が「結婚するなら」と、所有地に家を新築してくれたからです。

弘さんには姉が1人いますが、弘さんより先に結婚し県外で暮らしています(図表1)。