執筆者:株式会社ZUU
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主に学生が取得する英検や、日本で根強い人気のTOEICなど、英語関連の資格・検定はたくさんあります。ビジネスのために英語を学ぶなら、どの資格を取ればいい?どのくらいのレベルを目指すべき?これから英語学習を始める人向けに、資格の特徴と目指したいレベルを解説します。

英語の資格は取っておくべき?

20代,自己投資
(画像=UpU)

2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、また小学校での英語必修化が始まるなど、ますます注目される英語学習。中学、高校と6年間英語を学んできたはずなのに、覚えているのはごく簡単なカタカナ英語だけ……という人も少なくないはず。

英語を身に付けたい人にとって、習熟度の目安となるのが英語関連の資格・検定です。これまで英語学習をしてきた人だけでなく、これからビジネスに活かしたい人も、自分のレベルを知ることは大切。また資格を取ることで、就職や転職の際に履歴書に書いてアピールすることもできます。

忙しい毎日の中で英語学習を始めるなら、受検日を目標に学習プランを考えましょう。目標を設定することで毎日やるべきことが明確になり、モチベーションも保てるでしょう。

こんなにある!英語の資格・検定の種類

現在日本で受検できる英語関連の資格や検定は、その内容も受検方法もバラエティ豊か。ただし、地域や時期によっては受検できない場合もあるため、受検方法を確認したうえで学習を始めましょう。

おなじみ!実用英語技能検定

実用英語技能検定、略して英検。学生時代に授業の一環で取得した人も多いのでは?

2018年度実施分の志願者数は、中学・高校(高専含む)が296万人以上、小学生以下も41万人を超えており、知名度は抜群。英語の実力を測るにはまず英検、と言えるでしょう。

英検のレベルは中学初級程度の5級から1級までと、準2級・準1級の7段階。マークシート方式の筆記やリスニングに加え、3級以上では面接試験、準1級以上ではライティングがあります。

検定料例:2級6,500円、1級9,500円

※学校や官公庁などの準会場での受験費用は異なります。

繰り返し受験したいTOEIC

TOEIC(トーイック)は「聞く」「読む」といった英語力を、級ではなくスコアで測るテスト。受検者のレベルに関係なく、全員が同じテストを受けます。

リスニングとリーディングが各495点、計990点が満点で、合否はありません。よって、目標スコアを自分で設定して受けるといいでしょう。

世界約160ヵ国で実施されているテストで、特に日本と韓国では多くの人に選ばれています。試験時間が2時間と長く問題数も多いため、集中力と受検対策が高スコア獲得のカギです。

受験料:5,830円

ライティングのみの日商ビジネス英語検定試験

簿記検定で有名な商工会議所による英語の検定試験、日商ビジネス英語。3級から1級まであり、ビジネスコミュニケーションを中心とする英語力を測ります。

試験はライティング重視で、英語のビジネス文書作成や海外取引を想定した内容。2・3級は全国の試験会場で随時受けられるネット試験なので、すぐに得点や合否を確認できます。1級は統一試験で、年2回開催されます。

受験料:1級7,330円、2級5,240円、3級 4,200円

留学希望ならマストのTOFEL

TOEICと似た名称のTOEFL(トーフル)は、主に留学を考えている人向けのテスト。

アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアといった英語圏をはじめ、ヨーロッパ、アジアなど150ヵ国以上の大学などに選ばれています。国によっては大学院課程で推奨されていたり、VISA要件を満たすための資料として用いられたりと、信頼度の高いテストです。

TOEICと同様にスコアが出るだけで、合否はありません。試験は全国で行われ、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングをコンピュータでテストします。

合計試験時間は4時間以上!しっかり準備して臨みたいテストです。

受験料:235ドル

目標別、取得したい資格とレベルも目安

現在取得できる英語の資格はたくさんありますが、学習の目標と合致した資格を選ぶことが大切です。時間や労力、費用を無駄にしないよう、目標や目指す職種・業界に合った資格にチャレンジしましょう。

日系企業に就職・転職したい、昇給や国際的な部署を目指したい

日系企業で英語力をアピールするなら、日本で知名度が高い英検またはTOEIC、ビジネス英語に特化した日商ビジネス英語検定試験がいいでしょう。

英検は準1級以上、日商ビジネス英語検定試験は2級以上が目安。TOEICの場合は、企業の採用基準以上のスコアを取得するのが理想です。英語力を求める企業でもその要求レベルは幅広く、TOEIC500点以上を求める企業もあれば、800点以上というところもあります。

TOEICで自分のレベルを確認したうえで、英検の上位級を目指すのもいいでしょう。

外資系企業に就職・転職したい

さまざまな国籍の人と英語でコミュニケーションをとりながら業務を行い、場合によっては海外出張や海外赴任の可能性もある外資系企業。英語力は必須で、さらに別の言語も習得していると有利です。

日本で外資系企業に勤めるなら、TOEICで英語の実力を数値化するのが近道です。

当然求められる英語力は高く、TOEIC700点以上、800点以上という求人もザラ。応募者も高い英語力を持っているため、ギリギリのスコアではライバルに勝てないでしょう。スコアだけに頼らない自己PRも大切です。

留学したい

短期語学留学の場合は基本的に不要ですが、海外の大学や大学院に留学したい場合は、TOEFLを受検しておくといいでしょう。

入学するために必要なTOEFLスコアは教育機関によって異なり、たとえばアメリカ・ボストン大学は95点、カンザス州立大学は79点が目安。興味のある学校の入学条件を調べて、学習を進めましょう。

まずは実力を測ってみよう

取りたい資格によって試験方式や出題範囲、出題傾向はまったく違うので、それぞれの資格の公式テキストを使った対策はマストです。まずは受検してみて、今の実力を試してみるのも手です。自分のレベルを測ってみることで、やる気も出てくるはず。英語ができるようになると、字幕に頼らない映画鑑賞など、楽しみも広がります。

英語くらいできて当たり前、という時代はすぐそこまで来ています。自己流の学習や英会話教室に通うことも大切ですが、ビジネスに活かすなら、それに直結する資格を取得しておくのが近道です。(提供:UpU