モトリーフール米国本社、2019年11月27日投稿記事より

職場のコラボレーションツールのスラック(NYSE:WORK)は、同様の機能を提供するマイクロソフト(NASDAQ:MSFT)の「チームズ(Teams)」やフェイスブックの「ワークプレイス(Workplace)」アプリとの競争に直面しています。

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(画像=Getty Images)

チームズのアクティブユーザー数、2000万人を到達

マイクロソフトは、11月の時点でチームズの日次アクティブユーザー数が2000万人に到達したと発表しました。これは7月の1300万人から50%以上増加しています。

スラックは、9月に日次アクティブユーザー数が前年同期比37%増の1200万人を記録したと報告しており、すでにスラックよりもマイクロソフトには多くのユーザーがいます。

ただし、マイクロソフトの数字にはチームズを稀にしか利用していないユーザーも含まれているとスラックは主張しています。

スラックによると、スラックの有料ユーザーはアプリを接続した状態で毎日9時間起動させており、アプリをアクティブに利用しているのは90分です。

なお、マイクロソフトは同様のデータを開示していません。

スラックは汎用性の点でマイクロソフトを上回っているとみられ、多くの顧客は独自アプリを作成しています。

また、既に登録されているアプリを1800以上利用できることから、それらをスラックにすぐに統合することができます。

スラックが不利な理由

スラック用にアプリをカスタマイズし、ユーザー会社独自のソリューションを提供できることは、チームズや他のアプリから差別化できる重要な要因です。

しかし、マイクロソフトの利点は、チームズがオフィス365に追加費用なしでバンドルされていることで、オフィス365の既存ユーザーの多くは基本的にチームズを無料で利用できます。

スラックへの投資はリスクが高いか

スラック株の株価は、上場以来40%以上下落しました。

また、マイクロソフトのチームズが代替手段として可能であることが証明され、競合も出現していることからスラックに課題があることは明確となりました。

スラックは記事執筆時点でPSR(株価売上高倍率)22倍以上、PBR(株価純資産倍率)15倍以上で取引されています。

同社は、キャッシュフローの損益分岐点に達するために努力していますが、しばらく時間がかかるかもしれません。

今日直面している競争を考えると、投資家は長期的な成長軌道を把握できるまで状況を注視する必要があるでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。イクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者David Jagielskiは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、フェイスブック株、マイクロソフト株、スラック・テクノロジーズ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株に関するオプションを保有しています(2021年1月の85ドルのロング・コール)。