モトリーフール米国本社、2019年12月3日投稿記事より

バイオ医薬品のアッヴィ(NYSE:ABBV)に関しては、売上高の半分以上を占める関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」の特許独占権切れに伴う売上高減少などの悲観的な見方がありました。

しかし、8月以降、株価は反発しており、業績も堅調で、今後の見通しも明るいとみられます。

医療
(画像=Getty Images)

ヒュミラの減収、小幅にとどまる

11月1日に発表した第3四半期(7~9月)決算は堅調でした。

売上高は前年同期比3%増の84億ドルで、アナリストのコンセンサス予想を上回りました。

調整後1株当たり利益は2.33ドルで、アナリスト予想の2.30ドルを若干上回りました。

懸念されていたヒュミラの売上は、前年同期比3.7%減に留まりました。

海外での売上は33.5%減少しましたが、米国では依然好調で9.7%増でした。欧州での減収を米国でほぼ補った形になっています。

アラガン買収にも展望

アッヴィによる、しわ対策の注入薬「ボトックス」で有名なアラガン(NYSE:AGN)買収は、2つの点でアナリストから批判されてきました。

まず、630億ドルの買収総額は、買収発表時の株価の45%もプレミアムが乗ったもので高額買収ということです。

第二に、アラガンはボトックスの製品ラインに過度に依存していることです。

しかし、アラガン買収によって、ボトックス以外にも、美容医療、アイケア、中枢神経関連、消化器関連などの医薬品ラインナップの幅を大きく広げることができます。

米国でのヒュミラの増収傾向とアラガン買収の効果により、アッヴィの見通しは明るいとみられます。

高配当利回り(5.42%)とさらなる増配が予想されており、強力な配当株は健在です。

色々な懸念により株価は8月上旬にかけて大きく下落しましたが、今アッヴィを無視するべきではないでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。元記事の筆者Prosper Junior Bakinyおよびモトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。