バイリンガルになって海外でも活躍できる人になってほしい……国際化社会の影響も受け、子どもをインターナショナルスクールへ入学させようと考える親が増えています。しかし、子どもをインターナショナルスクールに入れる際には注意すべきこともあるのです。今回は、インターナショナルスクールへの入学を検討するときに押さえておくべき注意点をご紹介します。

バイリンガルになって多国籍の友達ができるインターナショナルスクール

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(写真=Chinnapong/Shutterstock.com)

インターナショナルスクールではさまざまな国籍の子どもが学んでいます。そうした中に入って勉強することで、日本にいながら異文化を学ぶことができます。このような経験は公立学校や日本の私立学校ではできないでしょう。また、学校での公用語は英語ですから、将来日本語と英語を完璧に使いこなすバイリンガルに育つことも期待できます。

子どもをインターナショナルスクールに入れるときの4つの注意点

インターナショナルスクールはメリットが多い反面、注意点も多くあります。ここでは、代表的な4つの注意点をご紹介します。

注意点1:日本語の能力が育ちにくい

幼少期からインターナショナルスクールに通わせた場合、英語力が身につく反面、母国語である日本語の能力が育ちにくくなる可能性があります。日本語の勉強をするために塾などに通っている子どももいます。英語だけでなく日本語も必要だと考えている場合は、日本語の強化をどうするかは考えておいたほうが良いでしょう。

また、幼稚園から高校まで通わせるとなると、日本語だけでなく日本文化や慣習に関しても身につかない可能性があり、将来日本で就職する際に苦労することになるかもしれません。

注意点2:学費が高い

インターナショナルスクールの学費は、年間150万円〜300万円ととにかく高額です。また、大量に出される宿題や授業についていくために家庭教師を雇う人も多く、教育費全体で考えるとプラスアルファの費用も覚悟する必要があります。子どもを何年間通わせる予定なのか、その間の学費は問題なく支払えるのか、よく確認してから入学を検討するようにしましょう。

注意点3:国内大学への進学が不利に

インターナショナルスクールは、学校教育法上では日本の小中高として認められない「各種学校」の分類になるため、日本の一般的な義務教育とは全く別の考え方をしなければなりません。一番注意したいのが、日本国内の大学へ進学を考える場合です。そもそも、インターナショナルスクールを卒業しただけでは大学の受験資格が与えられない可能性があるのです。

中には、インターナショナルスクール卒業生に対してAO入試を受け入れている一部の私立大学もあります。また、インターナショナルスクールの中でも、国際バカロレア制度に参加している高校であれば大学受験資格が得られます。

しかし、受験ができたとしても、英語以外の教科は国内の進学校に比べて不利になりますし、受験対策などのサポートもありません。いずれにしても、日本の大学へ進学するなら、インターナショナルスクールは不利になることがあると心しておきましょう。

注意点4:親の英語力も求められる

インターナショナルスクールでは、先生やスタッフも外国人であることが多いため、普段のコミュニケーションや面談などでは親の英語力も求められます。子どもの英語教育のためと安易に考えて、もし親の英語力が足りない場合、そもそも入学すらできないこともあり得ます。

子どもの将来を見据えた選択を

将来的に海外で生活する予定であれば、国際感覚が身につくインターナショナルスクールは良い選択肢の一つと言えるでしょう。しかし、国内の大学を受験し、日本で就職するなら、インターナショナルスクールは不利になる場合もあります。注意すべき点も踏まえて、子どもにとって何が良いかを考えて選択することが大切です。(提供:ANA Financial Journal

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