モトリーフール米国本社、2019年11月13日投稿記事より

今年は、投資家にとって良い年になりつつあります。

S&P 500の年初来リターンは、配当を考慮に入れると26%を上回っています。

なお、業績低迷や懸念の高まりにも関わらず、市場平均を上回るリターンをあげている銘柄を紹介します。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

化粧品
(画像=Getty Images)

エイボン・プロダクツ(NYSE:AVP):197%上昇

化粧品会社のエイボンは、時代の流れに完全に乗り遅れたため、売上高は8年連続で減少しています。

しかし、「オープン・アップ・エイボン」というリストラ策が奏功しつつあり、今年は株価が回復しました。

今や黙っていてもエイボンが売れる時代ではなくなっているので、化粧品メーカー老舗の同社は直接販売モデルを復活させ、カタログ内のアイテム数を減らし、在庫を削減しようとしています。

また、人員も大幅に削減しています。

同社は、2018年末の過去最安値近辺から、これまでにほぼ3倍になり、2019年の予想外の勝者の1つとなっています。

フェイスブック(NASDAQ:FB):48%上昇

ニュースだけを見ていれば、フェイスブックの株を所有しようとはしない人が多いでしょう。

ソーシャルネットワーキングの巨人は、ニュースで報道されている各種リスクを抱えています。

表面化している新しい個人情報流出および関連訴訟により、同社の信頼性は着実に失われています。

CEOのマーク・ザッカーバーグが議会証言で召喚されるたびに、コメディバラエティ番組の絶好の餌食になっています。

しかし、ビジネスの観点からは、フェイスブックは予想以上に好調なようです。

フェイスブックは第3四半期決算を発表しました。

同社の1日あたりのアクティブユーザー数は16億2000万人で、昨年より9%増加しました。

ユーザーの利用頻度が増加し、これらのユーザーを収益化する同社の能力が向上し続けるにつれて、売上高は29%増加しました。

反フェイスブックの動きがあるかもしれませんが、子会社のワッツアップやインスタグラムは2桁台の増収を続けており、フェイスブックの業績を支えています。

ディッシュ・ネットワーク(NASDAQ:DISH):44%上昇

多くの米国人がケーブルテレビや衛星テレビを解約し、ストリーミングサービスに流れています。

衛星放送サービスのディッシュ・ネットワーク(以下「ディッシュ」)もこの影響を大きく受けています。

直近四半期の売上高は前年同期比7%減少し、利益はさらに大きく減っています。

ディッシュTVの加入者は、1,029万人から現在は949万人に減少しています。

衛星テレビのサービスがゆっくりと衰退しているにもかかわらず、同社株が堅調な理由がいくつかあります。

まず、ディッシュは、企業買収の対象として常に注目されています。

シティグループのアナリスト、マイケル・ロリンズは10月、株価に対する強気の評価を繰り返しました。

ディッシュの資産は、現在市場で取引されている価格よりも、無線ネットワーク事業者、ビデオ配信業者、無線モバイル仮想ネットワーク事業者にとって価値があると主張したのです。

さらに、ストリーミング有料テレビサービスの初期のリーダーとしての地位を確立した子会社のスリングTVは、ディッシュに次世代サービスの魅力をもたらしています。

スリングTVの定期視聴者は、過去1年間で237万から269万に増加しました。

これは、ディッシュTV加入者の減少を相殺するには十分ではありませんが、ディッシュ・ネットワークの将来にとって明るい兆しのひとつになったことは確かです。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Rick Munarrizは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、フェイスブック株を保有し、そして推奨しています。