Q4.BCPは一度作ればよい?また社員にはどんな働きかけが必要なの?

保険営業,女性
(画像=miya227/Shutterstock.com)

A.
BCPは、一度作ればそれで終わりではない。「災害が発生しBCPを発動させたが、整理されている情報が古くて役に立たなかった」という事態に陥らないよう、定期的な見直しと定着が必要となる。

では、どのように「見直し」を行うべきか。ここでは2つのステップで考えてみる。

最初に、BCP作成・運用状況のチェックリストを利用して、これまでに作成したBCPについて現状把握および評価を行う。このステップで見直すべき改善点を洗い出すわけだ。

次のステップでは、作成したBCPをより実効性の高いものにするために、BCPが企業の中核事業の復旧継続に本当に有効かどうかをチェックするとともに、企業の最新の状況を反映したものに更新する。

またBCPの実施に関わる社内体制の変更等があった場合には、必要に応じてBCP運用体制の見直しを行い、意識・情報の共有を図る。BCPを更新すべき頻度は企業の特性や規模等によって異なるが、次のような変更があった場合には必ず見直すようアドバイスしたい。

㋐企業の組織体制に大きな変更があった場合
㋑取引先(供給元または納品先)に大きな変更があった場合
㋒中核事業に変更があった場合
㋓新しい事業ライン、製品、またはサービスを開発した場合
㋔主要な情報通信システム、ネットワークに大幅な変更があった場合
㋕社員の連絡先に変更があった場合

BCP教育や訓練で社員への定着を図る