ディスカッション・ペーパーと検査・監督の考え方に関するQ&A(3)
(画像=PIXTA)

Q8 DPに基づく支援・引当は金融仲介機能のベンチマークの取組みにはどんな影響を与える?

A. 過去数年間にわたっ て地域金融機関は「金融仲介機能のベンチマーク」を踏まえて本業支援に取り組み、支援件数等を公表してきた。では、今般の金融検査マニュアル廃止やDPの公表によって、金融仲介機能のベンチマークに関する取組みは変化するのであろうか。

DPでは、金融機関の経営理念・戦略に応じた検査・監督を行うべきであることが述べられ、さらに「どのように金融仲介機能を発揮しようとしているのかを確認していく」「それに 伴う健全性上の課題は何かを明らかにする(健全性と金融仲介は表裏一体)」とある。

「地域に根ざした融資を行うのであれば、その地域の産業事情に精通していなければならないし、またその産業特有のリスクを理解しておかなければならない。例えば地域の柱である造船業を支援していく方針であれば、東南アジアの外航船メーカーとの競合が与える影響や景気変動が用船料の水準に与える影響などを把握しておく必要がある」というわけだ。

両者を踏まえた支援を