どうせ投資をするなら、自分が魅力を感じる企業や不動産に投資をしたい。そんな願いをかなえてくれるのが、投資信託だ。

投資信託なら、手持ち資金が少なくても複数の投資先に分散投資ができる。今回は、そんな投資信託の仕組みや魅力を紹介する。

少額でも有名企業に投資できる?

投資信託
(画像=PIXTA)

街中にある巨大なオフィスビルを見て、このビルや土地の所有者はさぞかし資産を持っているのだろうと想像したことはないだろうか。また、AppleやFacebookなど世界的な大企業のニュースを見て、株式を購入すればもうかるかもしれないと思うことはないだろうか。

とはいえ、実際に不動産や株式に投資をするのは、資金的にも精神的にもハードルが高い。そう考えてあきらめてしまっている人がほとんどだろう。

しかし、投資信託ならば、その願いをかなえることができる。投資信託の特徴は、少ない元手でも投資を始められる点だ。投資先は有名企業や不動産など多岐にわたり、自分で好きな商品を選ぶことができる。

投資信託とは?仕組みを簡単に解説

まず、投資信託の仕組みを簡単に解説する。

投資信託とは、投資家から集めた資金を投資のプロがまとめて運用してくれる投資商品だ。投資先は国内外の株式や債券、不動産など多岐にわたる。

運用をプロにおまかせできるので、初めて投資をする人にとっても安心感があるだろう。また、個別で企業の株式に投資する場合と違い、株価を見て一喜一憂する必要もない。そのため、忙しいサラリーマンなど本業に専念しながら投資で資産形成したい人にも向いている。

投資信託の2つのメリット

投資信託には以下のようなメリットがある。

少額から間接的にでも有名企業に投資できる

企業の株式を購入しようと思えば、数十万円単位のお金が必要になることがほとんどだ。しかし、投資信託なら1万円程度から始めることができる。たとえ少額でも、間接的に著名な企業や不動産に投資できるのが投資信託の魅力の一つだ。

分散投資でリスクヘッジできる

現預金でお金を保有している場合とは異なり、投資には必ずリスクが存在する。しかし、投資先を分散させることによって、リスクを抑えることが可能だ。

投資信託なら、運用のプロが複数の投資先を選定してくれるため、投資信託を購入した時点で自動的に分散投資をしていることになる。分散投資の効果でリスクを低く抑えられることも、初めて投資をする人から人気を集めている理由だ。

「元本保証ではない」などのデメリットもあるが……

そんな投資信託にもデメリットはある。

元本保証ではない

投資である以上、投資信託にも当然リスクはある。資産が目減りしてしまう可能性があることは、きちんと理解しておきたい。ただし、運用をプロに任せられること、分散投資効果があることなどを踏まえると、他の投資商品と比べればリスクの低い商品と言えるだろう。

投資をしている実感を得にくい

投資信託では、投資先の選定はプロに任せることになる。そのため、自分で情報収集をして投資先を選ぶことに楽しみを見出すタイプには、向いていないと言えるだろう。時間に余裕があり、投資の醍醐味を味わいたいなら、他の投資方法を選んだほうがいいかもしれない。

投資信託にかかる手数料を知る

投資信託を購入すると、手数料がかかる。手数料は、主に購入手数料と信託報酬の2つだ。それぞれの意味や相場を解説する。

無料化が進みつつある購入手数料

投資信託を購入すると、購入時に購入手数料が発生する。購入手数料を決めているのは、銀行や証券会社などの販売会社だ。販売会社によって異なるが、投資信託の購入金額の1%から3%程度が相場だ。

しかし、最近では購入手数料が無料の「ノーロード投資信託」もある。ノーロード投資信託を取り扱う販売会社の多くは、取引をインターネットに限定することで人件費などを削減し、手数料の無料化を実現している。

対面営業にこだわりがないのであれば、購入手数料無料をうたう販売会社を選ぶのがおすすめだ。

必ずチェックしておきたい信託報酬

信託報酬とは、投資信託の管理・運用費用のことをいう。信託報酬は、投資信託を保有している間ずっと負担し続けなければならない。投資信託の種類によって異なるが、相場は年間0.5%から2%程度だ。

信託報酬は、販売会社、運用会社、信託銀行に分割して支払われる。信託報酬という呼び名が何を指すのか分かりにくいことから、最近では運用管理費用と呼ぶこともある。投資信託の商品を選ぶなら、信託報酬は必ずチェックするようにしたい。

少額からでも投資を始めることが資産形成への第一歩

「まとまった資金ができたら投資しよう」「しっかり勉強してから投資しよう」と考える人もいるだろう。しかし、その考え方ではなかなか投資に踏み切ることはできない。時には、思い切って一歩を踏み出すことが大切だ。

少額からでも投資を始めることで、投資感覚が自然と身に付くことになる。「お金がお金を増やす」ことを肌で感じれば、お金に対する見方や考え方も変わるだろう。そして、少額から投資を始めたい人にとって、投資信託は最適な商品だと言える。