「キャッシュレス還元」とは、クレジットカードや電子マネーで決済することで2%〜最大5%が還元されるポイント還元制度です。キャッシュレス還元の利用者と優秀な投資家の思考には「期待値」を重視するという共通点があります。本記事ではデキる投資家がキャッシュレスを利用する理由について解説します。

期待値を超えるコストが掛かるなら参加は見送るべき

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(画像=one photo/Shutterstock.com)

期待値とは、ある試行を行った結果得られる平均値を指し、これから発生するすべての事象の確率に価値の重みをつけた数値の合計です。 例えばコインを投げて表が出たら100円もらえ、裏が出たら何ももらえないというゲームがあるとします。このゲームの妥当な参加料はいくらでしょうか?

表と裏が出る確率はそれぞれに2分の1です。期待値は100円×2分の1+0円×2分の1=50円となります。そのためゲームの参加料が50円を超えていたら参加は見送ったほうが良いでしょう。逆に50円未満であれば儲けのチャンスです。期待値が参加料を上回ったとき、それを「有利」なゲームと判断できます。

デキる投資家は期待値に投資する

投資や投機で利益を上げる人は、期待値をもとに判断する傾向があります。例えばとある商品があり、ある株価指数が一定の時点で、指定された価格を上回っていれば2倍の配当が得られるとします。下回っていれば配当はありません。 購入時に手数料が1%かかるとした場合、購入金額を1円とすると手数料は0.01円。

この商品の期待値は(2×2分の1)÷(1+0.01円)+(0×2分の1)÷(1+0.01円)≒0.99円です。期待値が購入金額を下回っているので投資家にとって不利な取引といえます。このようなオプション取引が実際に投資初心者の間で流行したことがありますが通常の取引で利益を上げている投資家は見向きもしませんでした。

投資案件自体の期待値が同じであれば判断に影響をおよぼすのは手数料などのコストです。必ずかかるコストが高ければ高いほど結果的に期待値を下げ取引を不利にします。

キャッシュレス還元で期待値はプラスに

もし投資した金額の一部が一律で還元されるような「逆手数料」がもらえるのであれば期待値は相対的に上がります。投資ではこのような状況は短期的なキャンペーンなどを除きほとんどありません。しかし2019年10月~2020年6月まで実施しているキャッシュレス還元は、期待値を上げることが見込めるキャンペーンの一つです。

買い物を商品の満足度にかけるゲームだとすると2~5%の「逆手数料」が還元されるこの仕組みは、買い物ゲームの期待値を上げることができます。そのため多くの「デキる投資家」はキャッシュレス還元を抜け目なく活用していることでしょう。(提供:ANA Financial Journal

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