「ドコモ5Gなどを起点に社会の成長を加速する」——。2020年の年頭挨拶でNTTドコモの吉澤和弘社長は、同社の方向性の一つとしてこう力説している。2020年は5G時代の幕があける。NTTドコモは昨年9月に5Gプレサービスの発表会を開き、着々と準備に取り組んできた印象だ。

5Gは「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」などの特徴があり、実用化によってスマートフォンユーザーのストリーミング体験が劇的に変わることが予想されるほか、リアルタイム通信が求められる自動運転技術の実現などにも貢献する。新時代の技術革新や動画サービスの進化は5Gが土台にあると言って良い。

連載「経営トップ、発言の真意——WORDS by EXECUTIVE」の第16回ではNTTドコモの吉澤社長のメッセージを取り上げ、同社の5G戦略について深掘りする。

そもそも5Gとは?

WORDS by EXECUTIVE #16
(画像=NurPhoto/Getty Images, ZUU online)

5Gは「第5世代移動通信システム」と呼ばれる。この移動通信システムはおよそ10年ごとのスパンで進化を続けている。音声通信が主流だった第1世代、パケット通信などで利用された第2世代、動画の閲覧に耐えうるようになった第3世代、高精細動画のサービスも登場した第4世代…といった具合だ。