執筆者:株式会社ZUU
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本州北端,青森県佐井村,失恋ひとり旅
(画像=UpU編集部)

最近失恋した私。失恋をしたら北に行け!と昔何かで読んだっけ……。てことで、傷ついた心を雄大な自然で慰めようと旅に出た先は、おもいっきり北!本州の果て青森県佐井村。くよくよしている自分がちっぽけに思えてくるほど迫力ある仏ヶ浦の絶景に、新鮮な海の幸が詰まった宝石箱のような食事。ハードでありながらも、心も身体もリセットできる孤高のひとり旅をレポートします。

青森県佐井村ってどんなところ?

本州北端,青森県佐井村,失恋ひとり旅
(画像=UpU編集部)

青森県の下北半島の端に位置する佐井村は、人口2,100人ほどの小さな漁村です。東京から東北新幹線に乗って3時間半で青森市へ。そこからレンタカーを運転することさらに3時間半。海岸沿いの道路はずっと崖続きで、対向車もほとんどいません。車窓からは、激しく白波が立つ津軽海峡が見えます。

旅行としてもドライブとしても、あまりにも遠い佐井村。仕事にも恋愛にも疲れ、人里離れた静かな場所でリフレッシュしようと思い、思い切って旅に出たのです。

一度は見てみたかった!絶景ポイント「仏ヶ浦」

仏ヶ浦の地に降り立つまでが大変!

本州北端,青森県佐井村,失恋ひとり旅
(画像=UpU編集部)

佐井村には、有名な景勝地「仏ヶ浦」があります。仏ヶ浦は、海底火山の火山灰が押し固められ、数百万年という長い年月をかけて隆起し、津軽海峡の風雪や波で削られることで造られた奇岩群です。地球の営みが育んだ風景は、極楽浄土を思わせる神秘的な雰囲気です。

本州北端,青森県佐井村,失恋ひとり旅
(画像=UpU編集部)

仏ヶ浦に降り立つためには、車を降り歩いて山道を下る必要があります。というのも、道路が海抜100メートルという高い位置にあるためです。仏ヶ浦の駐車場に到着するなり、「熊出没注意!」と書かれた看板を目撃。ここ熊が出るんだ……。

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人気のないこの場所で熊に襲われたら……。そんなことを考えながら山道に入っていくと、下り坂と階段が延々と続きます。

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途中いくつか設置されているベンチを横目に、下り道を歩くこと約30分。森の色とは明らかに違う、独特の緑色の岩が見えてきました。

本当に日本?本当に地球?!と思うような別世界が広がる仏ヶ浦

岩肌が見える地面に降り立つと、距離感がわからなくなるほど大きな奇岩がそびえ立ち、その迫力に圧倒されます。

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(画像=UpU編集部)

どうですか、上の写真なんて地球とは違う星に降り立つ人に見えません?岩場は波に削り取られたようにえぐれているものの、角が取れてツルツル……。津軽海峡からは荒波が絶え間なく押し寄せます。

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(画像=UpU編集部)

「一ツ仏」「如来の首」などと名づけられた奇岩を見上げると、想像以上の大きさに自分が本当に小さく思えます。一瞬でも気を抜けば岩の上で滑って転び、波にさらわれて死ぬ!と思うくらいの緊張感もあります。

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(画像=UpU編集部)
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大自然にはあらがえない、熊にも勝てない。自分はなんて小さいんだ……私の失恋なんてちっぽけな悩みなんだ……。

このあまりにも非日常的な風景の中に私はひとり。孤独感はマックスですが、この絶景を誰かと共有したい、そんな気持ちが湧いてきました。このとき、地球からエネルギーをたくさんもらって、生命力を引き上げられたような気がしたのです!

帰り道、ベンチが置いてある理由がわかった!

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(画像=UpU編集部)

仏ヶ浦の絶景を満喫し、車を停めている駐車場まで今度は登山です。帰りは急な登り道をまた30分。途中で足腰が辛くなり、思わずベンチに腰掛けます。

行きは「なんで階段の途中にベンチ?」と思ったけれど、これは上って帰る人のためのベンチだったんだとわかりました。

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車で仏ヶ浦に向かうときは、車から降りたあとは往復1時間ほどのちょっとした登山になるので、靴は歩きやすいスニーカーかトレッキングシューズがベターです。仏ヶ浦の岩場は、波を被って濡れているところが多いので気をつけてください。

日本海は風が強く波も高いので、夏でも風を通さない、濡れても大丈夫なウィンドブレーカーを持っていったほうがよさそうです。

仏ヶ浦
住所:青森県下北郡佐井村大字長後縫堂石地内
問い合わせ先:NPO法人佐井村観光協会
TEL:0175-38-4515
アクセス:JR下北駅より車約2時間/むつバスターミナルより下北交通バス・佐井行きで約2時間、「佐井」下車後徒歩2分、佐井港より観光船で30分

仏ヶ浦へは、船で行くこともできます。その場合は往復1時間の登山はなく、船が出港するまでの30分間だけ仏ヶ浦を散策できます。海水の透明度が高く、晴れた日に海側から見る景色は忘れられない美しさです。

仏ヶ浦観光船
[サテライト号/佐井-仏ヶ浦]
問い合わせ先:佐井定期観光
TEL:0175-38-2255

[ニューしもきた/佐井-仏ヶ浦]
問い合わせ先:仏ヶ浦会場観光
TEL:0175-38-2244

[夢の海中号/牛滝-仏ヶ浦]
問い合わせ先:夢の海中号事務所
TEL:0175-38-5818

展望台からも仏ヶ浦が望める

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(画像=UpU編集部)

仏ヶ浦の駐車場から少し車で移動すると、「仏ヶ浦駐車帯」があり、高いところから仏ヶ浦を望める展望台になっています。遠くから眺めると、あらためて「すごい場所に来たのだな」と実感。高いところから見ると、仏ヶ浦周辺の海が本当に美しいことがわかります。

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下北地域は「ジオパーク」に認定されており、優れた地形や地質遺産があるだけでなく、地域全体でジオ(大地)を守っていく取り組みをしています。仏ヶ浦では、太古からの自然の大きさやその営みを感じることができました。

人との出会いが、心を温かくする

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佐井村は、6月に旬を迎えるウニの産地です。生ウニたっぷりのウニ丼を求めて、シーズンの5~8月には全国各地から佐井村に観光客が訪れます。

佐井村にはウニ丼を食べられるお店がいくつかありますが、今回の旅はウニ漁のシーズンではなかったので、閉まっているお店が多かったです。

ウニ丼で有名な「ぬいどう食堂」や「仏ヶ浦ドライブイン」がある福浦地区は、旅館や民宿も数件あります。佐井村で宿泊するなら、昭和レトロな町並みが残り、食堂もある福浦地区が便利です。

海の幸が盛りだくさんの大漁丼は絶品

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福浦地区から車で20分ほど北上すると、学校や郵便局などがある住宅街に入ります。佐井村の中心地、佐井地区です。

津軽海峡文化館アルサスは、旅の拠点として活用できる観光案内所や、特産品の展示販売、食事処、展望室などが集約された施設です。

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今回はアルサス内にある食事処「まんじゅや」で、大漁丼をいただきました。佐井村で獲れた海の幸が、これでもかと豪華に盛り付けられています。

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お味噌汁も身体に染み渡る……。海岸沿いの冷たい海風に当たった分、食事の温かさや店員さんの心地よい下北弁が心に染みます。人がいるという安心感とぬくもりに包まれて、海を眺めながら食べる丼は格別です。

津軽海峡文化館アルサス 食事処 まんじゅや
住所:青森県下北郡佐井村大字佐井大佐井112 アルサス2階
電話:0175-38-4212
営業時間:11:00~14:00
定休日:不定休
アクセス:佐井港より徒歩すぐ/JR下北駅より車約1時間半/むつバスターミナルより下北交通バス・佐井行きで約2時間、「佐井」下車後すぐ

旅の終わりにパワースポット「願掛岩」へ

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旅の終わりに、矢越岬にある縁結びのパワースポット「願掛岩」に行きました。2つの巨岩からなる願掛岩は、古くから「男岩」「女岩」と呼ばれ、男女が抱き合うように見えることから縁結びの岩として信仰されているそうです。

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ちょっとした小岩かと思っていたら、大きすぎて全景がわからないほど。岩に近寄ってみると、岩肌が規則正しくゴツゴツしていて、ここでも自然が織りなす芸術を感じられます。

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男岩と女岩の間には荒れ狂う海と断崖絶壁が広がり、冬は岩の間に夕陽が沈むため、ロマンチックな景色が見られます。周辺は「がんかけ公園」として整備され、それぞれの岩の頂上に上ることができるようになっています(今回は整備中でした)。

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(画像=UpU編集部)
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公園内には願掛けした鍵をつけるためのフェンスもありました。失恋した私は鍵は下げませんでしたが、この傷ついた心がいやされ、新しい恋が見つけられるよう願掛けしました。

願掛岩・がんかけ公園
住所:青森県下北郡佐井村大字佐井矢越75-45
問い合わせ先:NPO法人佐井村観光協会
TEL:0175-38-4515
アクセス:佐井港より車約10分/JR下北駅より車約1時間35分/むつバスターミナルより下北交通バス・佐井行きで約2時間、「佐井車庫前」下車後徒歩30分

次はこの景色を誰かと共有したい!と思えた佐井失恋旅

本州北端,青森県佐井村,失恋ひとり旅
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すべてのスケールが規格外の佐井村の自然。目も開けられないほどの強風や、断崖絶壁が続く海岸線。途中で野生のサルに出会ったり……。とにかくワイルドで手付かずの自然を思う存分満喫し、自分の悩みや苦しみを吹き飛ばしてきました。

誰ともすれ違わない、究極の孤独感。そして、人を見つけたときの安心感。この感情は、佐井村だからこそ感じられたのかもしれません。みなさん、失恋旅はあえてローカルに、そして北国へ!青森県佐井村はいかがでしょうか。(提供:20代、最高の自己投資メディア UpU

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