現場の悩みの本質に迫る!経済学で考える中小企業金融
(画像=PIXTA)

日本のリレバンは収益力強化を旗印として導入された

メインバンク・システムの下、金融機関はどうやって収益を上げてきたのですか。また、そのシステムが終焉した後の金融業界はどのように変遷してきたのでしょうか。

前回、リレーションシップバンキング(リレバン) が貸し手と借り手の関係から構成される一方で、「メインバンク・システム」は行政も巻き込むことから似て非なるシステムであることを述べた。

引き続き、故・青木昌彦氏の理論を軸として、メインバンク・システムを通じて経済成長期の金融機関がどのように利潤を得たのか述べるとともに、その後から現代に至るまで、金融機関の行動様式を設計してきた政策を振り返ってみる。

審査能力を問わず利益をもたらした仕組み