執筆者:株式会社ZUU
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近年、地震や台風など、日本全国で未曽有の災害が相次いでいます。自分の身を守るためには、被災してからではなく普段から備えておくことが大切です。特に都市部で働くビジネスパーソンにとっては、災害による物理的なダメージに加えて「帰宅困難者」になるかもしれない、というリスクも念頭に置いておきたいところです。そこで今回は、災害に備えてのサバイバル術を紹介します!

災害発生に備えてやっておくべきこと

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(画像=PIXTA)

被災時に正しい行動をとるために今から準備をしておきましょう。個人の心がけだけでなく、会社全体で防災に取り組むことが大切です。

非常用品の備蓄

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(画像=PIXTA)

自宅に非常用品を備蓄するのはもちろん、職場での備蓄も忘れてはいけません。会社で被災した場合、災害の規模によっては数日間帰宅できないなんてこともあるかもしれません。会社に飲料水や食料品が十分確保されていなければ、肉体的にはもちろん精神的にも疲弊します。

飲料水と非常食の備蓄は、少なくとも1人あたり3日分が必要と言われています。賞味期限切れを防ぐために、定期的なチェックを心がけ、いつでも取り出せる場所に保管することも重要なポイントです。カイロ、タオル、毛布といった温度調節用品も含め、備蓄について日頃から社内で情報を共有できるといいですね。

簡単に食べられるものを身近に保管

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(画像=PIXTA)

本格的な食糧を個人で会社にストックするのは難しいかもしれませんが、チョコレートやキャンディといった甘い物は、気持ちを落ち着かせるために役立ちます。災害時のストレスを緩和させるため、簡単に食べられる甘味をデスクの引き出しに入れておくと、いざというときにリラックスできます。

さらに、手軽に食べられるアルファ化米・レトルト雑炊・野菜スープ・缶ビスケットや缶入りパンなど、賞味期限の長い食料をいくつかデスクにしまっておいてもいいでしょう。年に一度、定期的に賞味期限を見直し、古くなってきたらランチなどに利用して新しいものを備蓄する、という「ローリングストック」方式を取り入れましょう。

停電時の光源・スマホのバッテリー確保

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(画像=cosma/Shutterstock.com)

災害発生時は停電になることがあるため、オフィスのどこに懐中電灯などの照明があるのかを把握しておきましょう。また照明としても情報源としても利用できる、スマートフォンのバッテリー確保も大切。通常の充電器を会社に常備している人は多いと思いますが、充電式のモバイルバッテリーも便利です。

一時滞在施設の把握

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(画像=MAHATHIR MOHD YASIN/Shutterstock.com)

東京都は、都立施設をはじめとした一時滞在施設の確保に取り組んでいます。これらの施設は屋外の被災者を対象としており、通勤途中あるいは帰宅途中に被災した際に利用できる避難場所です。会社が被災して泊まれない場合、また帰宅途中に被災してしまった場合などに備え、東京都防災HPまたは「東京都防災マップ」の施設情報に目を通しておきましょう。

徒歩での帰宅順路を確認

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(画像=PIXTA)

災害状況によっては、公共交通機関の復旧までに長い時間を要することもあります。会社が自宅から徒歩圏内にある場合は、先述した東京都防災マップで帰宅経路を事前に確認しておくだけでなく、できれば実際に歩いてみましょう。

帰宅経路をよりイメージしやすくなり、いざというときにも落ち着いて対応できます。職場に履き慣れたスニーカーを常備しておいてもいいでしょう。

災害用の連絡方法に慣れておく

災害発生時には、家族や友人などの安否を早く確認したいものですが、帰宅困難な状況で身動きが取れず、さらに通信制限により電話がつながらない……というケースは少なくありません。このような状況で役立つのが、「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言版(web171)」といった災害時の連絡手段です。

しかし、災害に見舞われたときは冷静な対処ができないこともあるので、これらのツールを正しく使うためにも、利用体験の機会を活用しましょう。災害用伝言ダイヤル・災害用伝言版ともに、毎月1日と15日、正月三が日に加え、防災週間(8月30日~9月5日)などに体験日を設けています。

操作方法に慣れておくことも、大切な準備の一つです。周囲の人と呼びかけ合って、スムーズに操作できるように練習しておきましょう。

帰宅困難者になった場合の対処法

東京都は、大規模災害で停止した公共交通機関の復旧見込みがつかない場合、帰宅困難者を対象に、最長で3日間はその場に留まるよう促す「一斉帰宅抑制」を呼びかけるとしています。二次災害の発生防止、警察や消防などによる円滑な救助活動を目的としており、短時間で安全に帰宅できる人は無理に留まる必要はありませんが、自宅までの経路に不安がある場合は、会社などで過ごすようにしましょう。

帰宅困難となり会社で過ごす場合は、落ち着いて周囲の状況を確認し安全を確保しましょう。備蓄用の食料や飲料水の準備、ケガをしている人には応急手当も必要です。情報収集は携帯ラジオのほか、電気が使える状態であればテレビも活用できます。火災発生などで社内に留まるのが危険な場合は、すみやかに避難所へ向かいましょう。

外出時に帰宅困難となった人は、一時滞在施設で待機しましょう。コンビニ、ファミレス、都立の学校などが該当する「災害時帰宅支援ステーション」の利用も、適切な手段です。水道水の利用やトイレの貸し出し、災害関連の情報収集に役立ちます。

信頼性の高い情報源を活用する

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(画像=PIXTA)

災害が発生したとき、各地の被害状況について情報をいち早く集める必要がありますが、ネット上にはフェイクニュースやデマといった偽の情報が飛び交うのも事実です。2016年に熊本で地震が起きた際「動物園のライオンが檻から出た」という画像付きの悪質なデマがSNS上で拡散され、市民が混乱に陥ったこともありました。

このような誤った情報に惑わされないよう、緊急時の情報源は信頼性の高い発信元を頼ることが大切です。公共の電波を利用するラジオなら、携帯ラジオ以外にスマートフォンアプリ「radiko」でも情報を受信できます。

被害状況を発信する東京都防災HPや「東京都防災Twitter」といった、東京都が運営するサービスも信頼できる情報源です。東京都公式防災アプリ「東京都防災アプリ」は、都内の災害状況や避難状況などに関する情報を確認できるだけでなく、防災の予備知識や対策法もまとめられているので、平常時からチェックしておきましょう。

事前の準備と情報の選択が災害を乗り切る術となる

災害は、一瞬にして今までの生活が一変するほどの甚大な被害をもたらすことがあります。特に地震は予測が困難であるため、規模が大きくなるほど冷静に状況を判断することは難しいでしょう。そのような状況を乗り越えるためには、事前の準備と正確な情報を見極める力が必要です。何も起きていないときにこそ、万が一に備えてしっかりと準備しておきましょう。(提供:20代、最高の自己投資メディア UpU

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