買い物などで貯まるポイントは、商品への交換はもちろん、最近では次回の買い物や現金への交換ができるものも多くなっている。銀行などに預貯金をしてもあまり利息を期待できない現代では、コツコツとポイントを貯めて家計に役立てる「ポイ活」を熱心に行う人もいるだろう。

すでにポイ活を実行している人も、まだ取り組んでいない人も2020年はもっと上手にポイ活を実行してみてはいかがだろうか。

最近人気の「ポイ活」とは?

ポイ活
(画像=PIXTA)

インターネットが発展する以前は、店頭で買い物した場合、ポイントカードを発行してもらい、その後買い物をするたびにカードにスタンプを押してもらうスタイルが主流だった。10マスあるいは20マスいっぱいにスタンプが埋まるまで同じ店舗に通い、割引券や商品券、あるいは商品に交換してもらった経験がある人も多いのではないだろうか。

一方で、多くのポイントカードには有効期限があるため、なかなか貯めきれずに失効してしまったりしたケースもあったかもしれない。しかし、最近のポイ活は少し異なる。話題のポイ活事情を3つのポイントから確認してみよう。

共通ポイントを賢く利用

2018年にQRコード決済が導入されるようになってから、お店独自のポイントカードではなく共通ポイントを導入する店舗が増えてきている。共通ポイントとは、コンビニ、飲食店、ガソリンスタンドなど、ジャンルを問わず提携している店舗ならどこでも共通のポイントが付くというカードのことだ。1店舗だけではなかなか貯めにくくても、複数の店で同じポイントが付与されるため貯めやすいのが特徴だ。

自分がよく利用する店と提携している共通ポイントを選び、これを中心として消費行動を広げていくのが最近のポイ活の一つである。

買い物せずにポイントを獲得できる

かつてのポイント制度は買い物したとき、つまり「お金を使ったときだけポイントを獲得できる」というものだった。しかし、現代のポイ活では、お金を使わずにポイントを獲得することも可能である。例えば、ポイントサイトなどでアンケートに答えたりゲームで遊んだりするだけでもポイントが貯まっていく。貯まったポイントは現金化や提携している共通ポイントに交換することもできるのだ。

ネット環境さえ整えば通勤時間や休憩時間、就寝前などのスキマ時間を使ってコツコツとポイントを稼ぐことが可能である。出費なしで貯められるポイントだからお得度は高くポイ活にも弾みが付くだろう。

ポイントの付き方とポイント還元率に注目

消費増税に伴う政府主導のポイント還元制度が始まって「還元率」という言葉を意識するようになった人もいるだろう。実際にポイ活を行う際には、ポイントの付き方と還元率に注目してほしい。かつてのショップのポイントカードでは「1,000円買い物するとスタンプ1個、20個貯まれば1,000円分の割引券」などというのが主流だった。

2万円で1,000円の割引ということは、還元率でいえば5%(1,000円÷2万円×100)となる計算である。しかし、じつはこのようにうまくいかないのが現実だった。例えば、1,000円未満の端数が出ればその分はポイントが付かず、ポイント獲得だけを考えれば、その分が無駄になってしまうのだ。しかし、最近のポイント制度は100円=1ポイント(還元率1%)という形式が多く、還元率は低めでもポイントを稼ぎやすくなっている。

また、店舗によっては毎月5日にポイント2倍、あるいは5倍などと還元率の高い日が設定されているため、賢く買い物することでポイントの付き方を速めることもできる。

毎月自動でポイント稼ぎ

還元率を高めることと同じく定期的にポイントを増やしていくこともポイ活では見逃せないテクニックの一つである。ポイントをより安定的に貯めるには家計の固定費の支払いを、ポイ活に活用してみるのがおすすめだ。クレジットカードで支払いをすることでポイントが付くことは多くの人が理解しているのではないだろうか。

例えば、家賃や水道・光熱費、携帯電話代など生活にかかるさまざまな固定費でも、最近はクレジットカード払いができるものも増えている。これらをクレジットカード払いにしてみてはいかがだろうか。もともと銀行口座から自動振替されていたものをクレジットカード経由で引き落としにするだけであり、通常は引き落とし日が変わるだけで家計消費が増えるわけではない。

仮に毎月の水道・光熱費、携帯電話代を合わせて3万円支払っている場合、クレジットカードの還元率が1%なら毎月300ポイント貯まる計算になる。還元率はクレジットカードの種類によって異なるため、所有しているカードによっては付与ポイントが少ない場合もあるが、預金を定期的に積み立てるようにポイントも定期的に貯めていける点はメリットだ。

積極的にポイントを増やすポイント投資!

「ちりも積もれば山となる」という言葉があるように、コツコツとポイ活を行えばポイントは確実に増えていく。しかし、貯まるスピードをより一層上げることも考えてみよう。貯まったポイントは割引や商品に交換して楽しむこともできるが、投資へ回すことができるケースもある。つまり貯まったポイントを運用する方法だ。これをポイント投資という。

ポイント投資といっても「ポイントそのものを増やす目的でポイントをお金のように運用する」「ポイントを株式や投資信託などの投資商品の購入金額に充当する」という2つの方法がある。前者は運用成果で実際に保有ポイント数が増減するが、自分の金融資産が増減するわけではない、いわゆる投資の疑似体験だ。

一方、後者はポイントを金融資産化し、その資産が運用成果に応じて増減するため、実際の投資体験ができる。どちらがいいかは所有しているクレジットカードや共通ポイントカードによるため一概には言えないが、ポイ活で貯めたポイントを活用して投資体験ができるという点では、どちらもオススメだ。

消費増税や物価高の影響で注目されているポイ活。日銀のゼロ金利政策のもとでは預貯金の利息は期待できない。そのため、将来的な資産形成を考えてみてもポイントで投資感覚を身に付けることは、有益な経験と言えるだろう。増やしたポイントを、少しリッチな物に交換したり、再投資に回したりするのもいいだろう。2020年はポイ活とともにポイント投資も始めてみてはいかがだろうか。