投資家への利息や元本の返済、住宅ローン詐欺関連行為の隠蔽に資金を利用していた

SECによると、ニューヨークの不動産開発業者が、投資家に証券を売却し、資金を流用した。

米証券取引委員会(SEC)は、ニューヨークの不動産開発会社のRobert C.Morgan氏と同社のMorgan Mezzanineのファンドマネージャー、そして買収企業が関与した不動産投資詐欺の被害者となった投資家に対し、6300万ドル以上を返還することを認める裁判所命令を下した。

SECによると、この金額は詐欺計画に投資した人々への全額返還に相当するという。被告側にコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。

SECは、不正な不動産投資計画に関与したとして、Morgan氏らを2019年5月22日にニューヨーク州西部地区連邦地方裁判所に提訴した。Morgan氏は、200人以上の個人投資家に有価証券を売却するなどして、不動産開発プロジェクトの資金を調達していた。