モトリーフール米国本社、2020年1月20日投稿記事より

オクタ(NASDAQ:OKTA)は爆発的な成長を遂げています。

サイバーセキュリティにクラウドベースを採用する企業が増えているという流れにうまく乗っているからです。

オクタ・アイデンティティ・クラウドを使用すると、企業は、アプリケーションへのアクセスを、本社以外の場所で働いている従業員や請負業者にも提供できます。

この仕組みは、今後10年間で急成長する市場になると思われます。

PC,作業
(画像=Getty Images)

オクタは、その恩恵を十二分に受けれるポジションにあります。

しかし、オクタはまだ利益を上げていません。

経営陣は、新しいクライアントをプラットフォームに引き付けるために、テクノロジーとマーケティングに多くのリソースを投入しています。

過去12か月ベースで、同社は1億8,900万ドルの純損失を発表しました。

確かに純損失の金額は大きいですが、ほぼすべての収益はサブスクリプションから得られるため、ビジネスの成長に伴い、長期的には安定的な利益成長を果たすことができるでしょう。

オクタが利益を上げる方法

オクタは、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)ビジネスとして運営されています。

クライアント数が増えると、クライアントにサービスを提供するためのコストはどんどん低くなります。

これにより、通常は利幅が増え、高い利益を生み出すことができます。

これまでのところ、同社の研究開発(R&D)およびマーケティングへの支出は、同社の総利をすべて食いつぶしてきました。

オクタは72%の高い売上総利益率を獲得しています(これはSaaS企業に典型的です)が、研究開発およびマーケティングへの支出は、過去4四半期にわたって売上高の約82%を占めました。

同社は、マーケティングにR&Dの約2倍を費やしています。

しかし、販売およびマーケティングへの支出の対売上比率は着実に減少しており、同社はこれが続くと予想しています。

証券取引委員会(SEC)への10-Q提出で、同社は、「売上高が増加するにつれて、マーケティングコスト比率が減少すると予想しています」と述べています。

これにより、最終的に利益が急成長することになります。

マーケティング費用が収益に比べて減少している理由

オクタは、2015年以降、売上高が10倍以上増加しています。

そして、より大きなクライアントが同社のサービスに登録し始めるレベルに達しました。

同社は第3四半期に400社の新規顧客を得ました。

そのうち103社の年間契約額は100,000ドルを超えています。さらに、第3四半期にオクタが保有していた上位25件の契約は、100万ドルを超えました。

より多くの顧客を抱えるオクタは、追加サービスで顧客に高額のサービスを販売することか可能となるため、売上高の増加が続くものと予想しています。

これらの既存の顧客にサービスを提供するコストは、マーケティングを通じて新規顧客を獲得するコストに比べてはるかに低くなります。

オクタが既存の顧客に対して他のサービスを追加販売することに成功したことを示す1つの指標は、保持率であり、毎年100%を大きく上回っています。

この数値は、既存の顧客の現在の年間契約値と前年の契約値を比較して算出します。

したがって、保持率120%(2015年度から2019年度までのオクタの最低保持率)は、既存の顧客が1年間で平均して約20%の価値を追加したことを示します。

この追加サービス戦略の利点のおかげで、オクタの営業利益率はかなり高くなりました。

第3四半期の電話会議で、CFOのウィリアム・ロッシュは「サステイナブルな成長に向けて規模を拡大しながら、事業への投資を続けています」と述べました。

「予想を上回る売上高の成長は、予想を下回る営業損失と1株当たり損失、予想を上回る営業利益率とキャッシュフローに貢献しました。」

営業利益率とフリーキャッシュフローは、ここ数年で着実に増加しています。

オクタのSaaSビジネスは、非常にうまくいっているようです。

最後に

オクタの現在の時価総額155億ドルは、利益を報告していないビジネスにとっては高いように見えます。

ただし、ほとんどのウォール街のアナリストは同社株式を「買い」と評価しています。

これは、オクタが事業を拡大するにつれて大きな利益を生む可能性があるためです。

あるアナリストは、オクタが最終的に年間売上高の20%のフリーキャッシュフローマージンを達成すると考えています。

SaaS市場に大きなチャンスがあるオクタは、10年後には大きく成長していることでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者John Ballardは、オクタ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、オクタ株を保有し、推奨しています。