執筆者:株式会社ZUU
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テニスとスカッシュのハイブリッドスポーツ「パデル」は、最近急速に競技人口が増えている新しいラケット競技です。テニスプレーヤーのナダルやジョコビッチ、サッカー選手のメッシやイニエスタも愛好家として知られています。

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(画像=UpU編集部)

今回は東京の「スポル品川大井町」で、2018年・2019年の全日本選手権チャンピオン、アジアチャンピオンであるアシエル・ガゴ・マルティネス氏に、パデルの魅力を聞きました。老若男女が気軽に楽しめると話題のパデルの面白さと、初心者向けガイドを紹介します。

パデルとは?どんな特徴がある?

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(画像=UpU編集部)

パデルは、テニスとスカッシュを合わせたようなラケット競技です。テニスコートの約半分のサイズ(20メートル×10メートル)の専用コートで、2対2(ダブルス)で行います。

周囲は強化ガラスと金網で囲まれており、ガラスや金網から跳ね返ってくるボールも打ち返してOKなのが大きな特徴です。壁を使うことでプレーの幅が広がるので、奥深いスポーツでもあります。ラケットとボールは、パデル専用のものを使います。

テニスと比べて上達が早く、年齢や性別にかかわらず気軽に楽しめます。ほとんどの人は20分くらいでコツをつかみ、1時間もあればゲームを楽しめるようになるそうです。

パデルの発祥やルーツ、歴史は?

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(画像=UpU編集部)

パデルは、1969年にメキシコのアカプルコでエンリケ・コルクエラ氏が発明したスポーツです。コルクエラ氏は小さなテニスコートを所有していましたが、ボールをすぐ失くしてしまうことを防ぐために、周囲に壁を作ったのが始まりだとか。

その後、彼の友人だった、貴族で実業家のプリンス・アルフォンソ・デ・ホーエンローエ氏が、そこで競技する面白さに夢中になり、1970年にスペイン南部のマルベーリャで自身が経営する有名ホテルに、パデル用コートを2面建設したことで発展します。

プリンス・アルフォンソは、20世紀を代表するプリンスとも称される世界的な著名人ですが、その後パデルのルールを変更・改良し、トーナメント大会も開催しました。

地中海に面したコスタ・デル・ソルに位置するマルベーリャは高級リゾート地として発展しましたが、ここでパデルを知ったイギリスやアルゼンチンの富豪や著名人たちが自国でコートを建設し、プレーするようになったことから爆発的に広まったそうです。

1987年にはスペイン・パデル協会が、1991年には国際パデル連盟(FIP)も設立されました。日本でも、2016年に日本パデル協会(JPA)が発足しています。

1992年には初めてパデル・ワールドカップがスペインで開催され、以降2年毎に開催されています。国際的に重要な大会としては、「ワールドパデルツアー」があります。

パデルの競技人口や盛んな国、パデルが好きな有名人は?

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パデルはスペインやメキシコ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリなどのスペイン語圏、またブラジル、イギリス、アメリカ、カナダ、ポルトガルなどで人気があります。

パデル国際連盟によると、現在は世界78ヵ国でプレーされ、競技人口は1,200万人以上といいます。本場スペインでは400万人以上、日本では約1.2万人がプレーしています。

パデルは、スポーツ史上最も急激に競技者人口とコート数を増やしたと言われることもあるそうです。スペインでもテニスの競技人口が減り、パデルをやる人はサッカーの次に多いとか。

スペインのテニスチャンピオンであるナダルやジョゴビッチも、パデルファンであることを公言しています。FCバルセロナのメッシや、現在はヴィッセル神戸に在籍しているイニエスタもパデルを趣味にしています。

日本では『キャプテン翼』で知られる漫画家の高橋陽一先生がパデルの愛好家として知られ、2019年に日本パデル協会の名誉会長に就任しています。

パデルの主なルールは?

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(画像=UpU編集部)

パデルのルールは、1試合3セットの2セット先取です。4ポイント取ると1ゲームが取れ、6ゲームを取ると1セットを取れます。ポイントの数え方や試合進行はテニスと同じなので、テニスの経験がある人は親しみやすいかもしれません。

ペアの片方がサーブを打つことで始まり、2回までサーブできます。サーブはワンバウンドさせてから腰より低い位置で打つアンダーサーブのみ。そのため、力があまり必要なく、子どもや高齢者でもプレーしやすいそうです。

ボールがネットを越え、相手のエリアでワンバウンドしたら打ち返すことができます。

パデル特有のルールは、壁を利用して相手コートに打ち返せることです。コートに入ったボールがワンバウンドした後、強化ガラスや金網に当たったボールも返球できます。

パデルとテニスはどう違う?

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(画像=UpU編集部)

パデルはテニスと良く似たスポーツですが、ラケットやコート、ボールなどが違います。

ラケット

パデルのラケットは、テニスのようにガット(網)が張られているものではなく、板状です。空気抵抗を減らして楽にスイングできるように、たくさん穴が空いています。

柄はテニスのラケットより短いですが、重さは大体同じです。ラケットのどの部分に当たってもある程度狙った方向へ飛んでくれるので、ラリーが続きやすいという特徴もあります。グラスファイバーやカーボンでできていて、グリップエンドの紐を手首にかけて使います。

ボール

色も形もテニスボールに似ていますが、パデルボールは1空気圧低いため、反発力も小さいです。

シューズ

テニスに比べて垂直方向の動きが大きく、回転する動きも多いので、テニスシューズより靴底の溝が深く、滑りにくくなっています。カラフルでデザイン性が高いものが多いのが特徴です。

コート

20メートル×10メートルで、テニスコートの約半分の大きさです。このコートの中でダブルスでプレーするため、運動量が比較的少なく、老若男女問わず楽しめます。

コートが強化ガラスや金網に囲まれていて、壁に当たったボールも有効。2バウンドするまでに打ち返せばOKです。

ピッキー

ラケットに縁がないので、上にボールを乗せて運べません。そのため、ボールを拾って運ぶ際は「ピッキー」という筒を使います。屈まなくて済むので、高齢者でも簡単にボールを拾うことができます。

日本ではどこでプレーできるの?

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日本では、2013年に埼玉・所沢フットサルパーク内にパデルコートが設置されたのを皮切りに、都市部を中心に、全国各地で増加しています。2020年1月現在、パデルをプレーできるのは以下の12施設です。

いずれも初心者向けレッスンがあり、ラケットやボール、シューズなどをレンタルできるところが多いので、気軽に試してみることができます。

関東

東京都:練馬区「パデル東京(善福寺テニスクラブ内)」、品川区「パデルワン(スポル品川大井町内)」
千葉県:千葉市「パデル&フットサル 晴れのち晴れ」
埼玉県:所沢市「所沢フットサルパーク」

東海

名古屋市:「パデル名古屋」

近畿

三重県:鈴鹿市「ソラナパデルスクール」、桑名市「パデル桑名」、名張市「アリエルパデルクラブ」

関西

大阪府:大阪市「くにじまテニスコート」
兵庫県:神戸市「パデル神戸プラス」
京都府:京都市「Y’sスポーツガーデン」
奈良県:奈良市「ラテラウ奈良」

スペイン人のパデルプレーヤー&コーチにインタビュー!

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Asier Gago Mart ínez(アシエル・ガゴ・マルティネス:以下アシエル)氏は、1994年生まれ。スペインワインで有名な、ラ・リオハ州ログローニョ出身です。幼少時代からサッカーやバスケットボールなどさまざまなスポーツに親しんでいましたが、父親がパデルをプレーしていたことで、9歳からパデルを始めたとか。

2017年に来日し、2017年度日本パデル協会主催「全日本パデル選手権」で優勝。2018年・2019年全日本選手権チャンピオン、2019年アジア大会チャンピオンに。

パデル選手として12年、コーチとして6年活動し、現在はアディダス・ディスカバリー・コーチとしてスポル品川大井町内の「パデルワン」や埼玉「所沢フットサルパーク」などでコーチ活動を行なっています。

――パデルの魅力を教えてください。向いているのはどんな人ですか?

アシエル:パデルはとても社交的なスポーツで、一度試合をすれば、すぐに仲良くなれます。新しい友達ができやすいので、ちょっと引っ込み思案な日本人にも向いていると思います。

パデルは、ルールがとてもシンプルです。いかに前を取るかが重要で、ネットを取ったほうが有利になります。ダブルス競技ですが、個人の裁量も大きいです。

――今後のパデルの可能性は?

アシエル:パデルはスペインやアルゼンチンを中心に、世界中で注目されているスポーツです。日本に上陸してまだ数年ですが、徐々にコートや競技人口が増えています。

日本に来たばかりの頃の、日本人の親切さを忘れられません。スペインも好きだけど、もう自分は日本人だと思っているくらいです。全日本選手権に出たときも日本の国歌を聴いて感動しましたし、日本代表としてプレーできることを誇りに思っています。

今後もパデルの指導を通じて、パデルを日本に普及させるためにパデルの魅力や面白さを伝えていくことで、日本に恩返しをしていきたいです。

パデルワンでワンコインレッスンを体験してみよう

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スポル品川大井町内の「パデルワン」では、体験レッスンを随時受け付け中。1時間500円で、1人2回まで受講できます。ラケット(350円)、シューズ(330円)もレンタルできます。

「朝パデ」という朝活パデルイベントや、「スクール」「公開レッスン」などのイベントも随時開催しています。初心者から上級者まで、レベル別のスクールも開講しています。

敷地は入場無料なので、随時見学することができます。

パデル ワン
所在地:140-0005 東京都品川区広町2-1-19スポル品川大井町内
営業時間:7:00~23:00
場所:JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道「大井町駅」より徒歩約5分
TEL:070-2685-3273

初心者でもすぐにハマれ、男女・年齢問わず楽しめる!

ラケットスポーツ未経験者からテニス経験者まで、男女・年齢問わず楽しめるパデル。サーブが決まりやすくラリーも続きやすいので、初心者でもすぐにハマれます。今後世界中で競技人口が増えていく、将来性の高いスポーツでもあります。

専用のパデルコートでプレーするため、場所が限られるという難点はあるものの、服装は自由なので気軽に始めやすいスポーツと言えるでしょう。

趣味に仕事のリフレッシュにお近くのパデルコートに足を運んでみてはいかがでしょうか。(提供:20代、最高の自己投資メディア UpU

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