「新聞業界の課題を乗り切るために」——。投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、同社の新聞事業を米中堅メディアのリー・エンタープライゼズに売却するという発表に際し、こうしたコメントを述べた。

かつて新聞配達の仕事をしていたことでも知られるバフェット氏。特別な愛着を持っていた新聞事業の売却には、どのような背景があり、そしてどのような思いが込められているのか。

連載「経営トップ、発言の真意——WORDS by EXECUTIVE」の第18回では、バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット最高経営責任者(CEO)の発言を取り上げ、同社の新聞事業や新聞業界を取り巻く状況などについて解説していく。

紙からデジタルへ

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(画像=CNBC/Getty Images, ZUU online)

紙からデジタルへ——。この潮流は誰もが知るところだ。日本国内でも新聞の発行部数の減少が著しい。日本新聞協会の調べによると、2019年の一般紙とスポーツ紙の発行部数の合計は、2009年は約5,035万部だったが2019年には3,781万部まで減った。実に10年間で発行部数が1,254万部減少したことになる。