モトリーフール米国本社、2019年10月26日投稿記事より

成長株の中でも、大きな成長市場で創造的破壊を展開出来る企業に注目すべきでしょう。

そのような米国銘柄として、スティッチ・フィックス(NASDAQ:SFIX)とトレード・デスク(NASDAQ:TTD)を紹介します。

ネット通販
(画像=Getty Images)

スティッチ・フィックス

スティッチ・フィックスは、人々の服の買い方を変えています。

同社のコアサービスは、顧客のスタイル、予算、サイズに基づいて、一度に5つの衣類などを顧客に発送するものです。

顧客は欲しい衣類を購入し、残りを無料で返品します。

同社のスタイリストはAI(人工知能)を活用し、顧客の趣味や体型にあった衣類を自動選択します。

その結果、顧客はもう、オンラインで衣服を探したり、店を訪れたり、返品に対処する時間を短縮することができます。

同社は、他のいくつかのオンラインスタイリングサービス、特にノードストロームのトランク・クラブと競合しています。

しかし、スティッチ・フィックスは当セクターのリーダーであり、ユーロモニターによると、2018年に推定359億ドル(約4兆円)に相当するマーケットでの拡大を目指しています。

同社は数年前から既に黒字です。

年間売上高成長率20〜25%の長期目標を設定しており、これまでのところその目標を達成しています。

スティッチ・フィックスは、衣料品セクターに創造的破壊をもたらしていますが、市場は同社に懐疑的です。

株価はIPO後の2年間不安定に推移しており、決算発表後にはほぼ常に2桁の割合で変動しています。

市場が懐疑的なのにはいくつかの理由があります。

市場は、ブルーエプロン(オンラインにより食材とレシピを宅配する企業)の二の舞いになるのではないかと疑っています。

アマゾンが似たようなサービスを本格的に始め、ブルーエプロンのように株価が急落するのではないかと恐れているのです。

しかし、スティッチ・フィックスは衰退の兆しを示していません。

同社は20%台の売上高成長を目指しており、さらに英国にも進出しました。

これは、海外市場への最初の参入です。時間がかかるかもしれませんが、英国で同社のサービスが大ヒットすれば、株価が上昇する可能性があります。

スティッチ・フィックスの予想PER(株価収益率)は110倍、PSR(株価売上高倍率)は1.6倍です(12月23日時点)

トレード・デスク

デジタル広告は巨大な業界になりました。

アルファベットとフェイスブックは、主にオンライン広告の販売を通じて、世界で最も時価総額が大きい主要企業となりました。

こうした中、インターネット広告配信のトレード・デスクは、広告主にセルフサービスのクラウドベースのプラットフォームを提供し、複数のデジタルチャネルで広告キャンペーンの作成および管理ができるようにしています。

トレード・デスクは、いくつかの追い風を受けています。

まず、消費者の関心が印刷物やテレビなどの従来メディアから、モバイル、ソーシャルメディア、オンラインビデオへ移行するのに伴い、広告予算も​デジタルメディアに移行しています。

そして、広告主にとっては、豊富なメディアから選択できるようになり、広告キャンペーンは管理が難しくなり、データに依存するようになっています。こういった分野でトレード・デスクは事業を拡大しています。

さらに新しい技術は、トレード・デスクに成長の機会を与えます。

新たな成長機会の1つは、インターネットに配信されるTVであるコネクテッドTVです。

直近の決算報告でCEOのジェフ・グリーンは、「我々はテレビ広告のデジタル化と変革の真っ最中にいます。

トレード・デスクは、広告主とテレビ局およびコンテンツプロバイダーにより多くのデータを提供しています」と述べました。

同社のクラウドプラットフォームは拡張性に優れているため、顧客企業が増えても費用がそれほど増加しません。

つまり、需要の増加に応じて、より多くの顧客に簡単にサービスを提供できます。

そして、多くのクラウドベースの企業とは異なり、トレード・デスクは既に黒字です。

今年上半期の売上高は前年同期比42%増加しました。

調整後の純利益率は24%に達しています。

トレード・デスクは、デジタル広告の長期的拡大、および十分な利益を生み出すビジネスモデルを兼ね備えています。

コネクテッドTVのような新しいテクノロジーがさらに拡大すれば、同社にとってさらなる追い風となり、投資家により多くの利益をもたらすでしょう。

トレード・デスクの予想PERは69倍、PSRは20倍です(12月23日時点)。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Jeremy Bowmanは、アマゾン株、フェイスブック株、ネットフリックス株、スティッチ・フィックス株、トレードデスク株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アマゾン株、フェイスブック株、ネットフリックス株、スティッチ・フィックス株、トレードデスク株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、トレードデスク株に関するオプションを推奨しています(2020年1月の60ドルのロング・コール、2020年1月の125ドルのショート・コール)。