仕事でGoogleドライブやAdobeCC、AWS、slack、chatwork、DropBox、Zoomなどのクラウド型のサービスを使っている人も多いのではないでしょうか。

最近はクラウド型のサービスが普及し、パソコンに一台ずつパッケージ型のソフトをインストールして使うことは少なくなりました。

これらのサービスはとても便利な反面、毎回IDやパスワードを入れなければならず、とても面倒だと感じている人も多いのではないでしょうか。

現代人は個人でもskypeやNetflix、Amazonなど様々なサービスでIDとパスワードを求められます。

ついついパスワードやIDを忘れてしまったり、個人的なIDとパスワードを仕事で使いまわすことで会社のセキュリティを危険に晒したりしてしまう人もいるのではないでしょうか。

増えすぎたIDとパスワードは煩わしく、やっかいな問題になりました。

この問題を解消するサービスが米国のOKTA(NASDAQ:OKTA)です。

本記事では米国の注目銘柄OKTAのご紹介をします。

セキュリティ
(画像=Getty Images)

OKTAの提供するサービスはシングルサインオン

OKTAの提供するメインのサービスが企業向けのシングルサインオンです。

OKTAを利用することで、一つのIDとパスワードだけでslackもDropBoxもGoogleドキュメント、Adobeなど主要なクラウドサービスにログインできるようになります。

しかもOKTAを通して行われたログイン履歴は管理も容易なため、不正アクセスも発見しやすいというメリットもあります。

また複数の企業にまたがって進められるプロジェクトも近年は珍しくありません。

OKTAはクラウド型のセキュリティサービスなので、多企業間のユーザー管理も可能で利便性が高くなっています。

クラウドサービスの増加でログインの管理が煩雑な時代

クラウド経由のサービスが本当に増えました。

仕事でもプライベートでも様々な場面でIDとパスワードを入力しなければいけません。

ひとつひとつのサービスに個別のIDとパスワードを設定した方が良いと分かってはいても、使い回しをしている人が多いのが現状ではないでしょうか。

また使い回しのIDとパスワードが利用できず異なるID、パスワードを入力し後になって忘れてしまうこともあるかもしれません。

実は私もクラウド型のサービスはよく利用します。

そしてIDとパスワードが分からなくなってしまい困ることがも少なからずあります。

またクラウド経由で利用しているサービスの中でひとつでもIDとパスワードの漏洩があると、他のサービスもハッキングされてしまう可能性が高まります。

企業側が全従業員のIDやパスワードを管理するのも、もちろん大変です。

OKTAはこのような問題を解決するために有効なサービスを提供しています。

パスワードマネージャーやFacebook認証にはないOKTAの強み

OKTAは単なるパスワードマネージャーやFacebook認証にはない強みがあります。

例えばセキュリティー強度が高いSAML認証、二段階認証などの機能が搭載されています。

しかも、パスワードが漏洩しているかどうかを探知する機能まであります。

またパスワードマネージャーやFacebook認証は個人利用が想定されています。

しかし企業でクラウド型のサービスを利用する際は企業がIDやパスワードを管理しなければいけません。

個人向けのサービスでは企業が従業員のIDやパスワードを管理するのに適していません。

OKTAは企業向けのIDとパスワード管理にも品質的に十分です。

OKTAはサブスクリプションも売上も増加中

OKTAの市場は今後も拡大していくと予想されます。

例えば映像加工処理のソフトウェアで有名なAdobeは、2010年代にパッケージソフトからサブスクリプション型のサービスに移行しました。

ソフトウェアサービスのサブスクリプション化は時代の流れです。

そしてクラウド型のサービスにはIDやパスワードなどのログインがつきもの。

これらの問題を解決するOKTAのビジネスモデルも必然的に拡大していく見込みです。

OKTAの決算書のRevenue (売上)の中の「Subscription(サブスクリプション)」の部分を見ても2018年、2019年と拡大しています。

OKTAもサブスクリプション型のIDとパスワード管理システムでサブスクリプションのビジネスモデルを成功させています。

OKTAは2017年に上場した比較的新しい顔ぶれの銘柄です。2020年の動向も要注目です。

米国株で注目の個別銘柄OKTA。IDとパスワード管理の煩わしさからあなたを解放する
(画像=参考:OKTA 10-Q)

OKTAは日本でも利用可能なサービスになった

OKTAはアメリカのサンフランシスコの会社です。

しかし2018年9月に日本の日立ソリューションズとOKTAはディストリビュータ契約を結んでいます。

日立を通して日本でもOKTAのサービスは利用可能です。

OKTAは日本語版のWebサイトもつくっています。

今後、日本をはじめ世界各国でOKTAが世界のIDとパスワードを守る時代がやってくるかもしれません。

OKTAの強みはB2Bの企業向けのビジネスであること

米国のIT系企業といえばGAFA、つまりGoogle、Amazon、Facebook、Appleです。

GAFAの中にはAmazonのAWSなど法人向けのサービスも事業ポートフォリオにあります。

しかしGAFAの収益の柱はB2Cの消費者向けビジネスです。一方でOKTAは対法人向けのB2Bビジネス。

GAFAが提供するITサービスは消費者に既に浸透しています。

しかし法人向けのITビジネスには、まだまだ拡大余地があります。

GAFAは既に成長しすぎているから、これから成長していくであろうIT銘柄に投資したいということでしたら、OKTAは有力な選択肢になるでしょう。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。