モトリーフール米国本社、2020年1月27日投稿記事より

株式市場に投資するときは、長期にわたって株式を保有するのが賢明です。

買い持ち戦略は株主に大きな富をもたらしますが、長期的にみて成功する銘柄を特定するのは困難です。

テクノロジーと消費者の嗜好が急速に変化する中で、課題に対応できない企業は取り残される運命にあります。

上昇
(画像=Getty Images)

一方、過去30年にわたってトップクラスの業績を維持し、市場リターンを大幅に上回ってきた企業も存在します。

それがウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)です。同社の株価は2009年3月以降で750%上昇しています。

ディズニーは多角的な事業を展開するメディア・娯楽企業です。

同社の事業ポートフォリオには、ラジオ局、映画制作スタジオ、テレビチャンネル、テーマパーク、オンラインストリーミング配信が含まれます。

同社は継続的にサービスを拡大しており、買収や新規参入を通じて成長しています。

ディズニー・プラスが極めて重要

11月12日、ディズニーはストリーミング配信サービスの「ディズニー・プラス」を開始しました。

加入者数は2,500万人と推定されています。

報道によれば、ディズニー・プラスのアプリは4,100万回ダウンロードされ、サービス開始以降で9,720万ドルの売上高を生み出しました。

月額料金は6.99ドルと、他社のサービスに比べて割安です。

市場調査会社デジタル・テレビ・リサーチのレポートによれば、ディズニー・プラスの有料プラン加入者数は2025年末までに約1億人に達する見込みです。

月額6.99ドルとして計算すると、年間売上高は80億ドルに上ります。

オンラインストリーミング業界で勢力を拡大するため、ディズニーは21世紀フォックスの買収などを通じて、ストリーミング配信企業フールーの支配権を獲得しました。

フールーは依然として赤字ですが、2019年5月時点で2,800万人の加入者を有しています。

ディズニーの競争優位性の一つは、多くの人に愛されるコンテンツを保有していることです。

ネットフリックスやアップルは、オリジナルコンテンツの制作に数十億ドルを費やしていますが、ディズニーはスター・ウォーズやマーベル・ユニバースなど、人気の映画シリーズの権利を既に所有しています。

成長性とバリュエーションの検討

ディズニーはPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)のビジネスモデルへと移行しています。

ディズニー・プラスのプラットフォームは、コンテンツのライセンス料の代わりにサブスクリプション収入を生み出しています。

ディズニーの売上高は、2017年度の551億ドルから2019年度には696億ドルへと増加しました。

ウォール街の推定によれば、2022年度の売上高は921億ドルに達し、年平均成長率は9.8%となる見込みです。

売上高の伸びが堅調であるため、バリュエーションは高水準となっています。2020年度に利益の減少が予想されることを踏まえると、予想PER(株価収益率)23.4倍は割高です。

ディズニーの予想配当利回りは1.22%、配当性向は28%で、増配の余地があります。

過去12カ月で、同社の株価は30%のリターンを上げました(S&P500指数は26%)。

たとえバリュエーションが高くても、ストリーミング配信と買収による膨大な成長余地があることを考えれば、ディズニーをポートフォリオに加えることは検討に値すると言えます。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Aditya Raghunathは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アマゾン株、ネットフリックス株、アップル株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ブラックベリー株、コムキャスト株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株のオプションを推奨しています(2021年1月の60ドルのロング・コール、2020年1月の135ドルのショート・コール)。