手持ちの資産をさらに大きくしていくためのポイントとなるのが、投資信託や株式投資による資産運用です。日本は欧米などに比べて預金率が高いとされていますが、実際のところはどうなのでしょうか。世界の国々と比べてみましょう。

OECDの最新データを読み解く

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(画像=Stuart Monk/Shutterstock.com)

家計の金融資産は「現金・預金」「債務証券」「投資信託」「株式など」「保険・年金・定額保証」などで構成されています。このうち現金・預金以外は資産運用的な性質を持つものが多く、家計の金融資産における現金・預金の比率が少ない国ほど資産運用に積極的な国民が多い傾向であると言えます。

経済協力開発機構(OECD)の2016年のデータから、現金・預金の比率が少ない国をランキング形式で紹介します。

2位アメリカの現金・預金の比率はわずか13.1%

1位:チリ(13.1%)
2位:アメリカ(13.1%)
3位:スウェーデン(13.5%)
4位:アイスランド(14.0%)
5位:南アフリカ(14.0%)
6位:デンマーク(16.0%)
7位:オランダ(16.4%)
8位:コロンビア(17.0%)
9位:ニュージーランド(19.3%)
10位:カナダ(21.1%)

2位のアメリカは、家計金融資産における株式・証券や投資信託の割合が5割を超えていると言われています。

アメリカ全体の家計金融資産は1995年から現在までに3倍以上になったというデータがあります。これは米国株が大きく値上がりしたことが影響しており、アメリカ人が貯蓄よりも株式投資にお金を回していたために、うまく資産を膨らませることができたと言えます。

日本は52.4%という世界有数の「貯蓄国」

上記のトップ10の中では日本はまだ登場していません。実は日本はワーストからみた方が早く登場します。日本は34位で現金・預金の比率が52.4%と高くなっており、世界有数の「貯蓄国」なのです。

38位:トルコ(76.2%)
37位:ギリシャ(66.6%)
36位:ロシア(61.4%)
35位:スロバキア(52.4%)
34位:日本(52.4%)
33位:チェコ(51.2%)
32位:スロベニア(48.4%)
31位:ポーランド(48.3%)
30位:ポルトガル(45.0%)
29位:ルクセンブルク(44.8%)

人生100年時代に備えて

日本政府は「貯蓄から投資へ」というスローガンの下、NISAなどの投資非課税制度の充実を図っています。人生100年時代が来ると言われている中、老後を見据えた資産形成は日本人にとっても避けては通れない話です。資産運用はこれまであまり意識してこなかったという人も、今回をきっかけに自分にも取り組むことができそうな資産運用について、考えてみてはいかがでしょうか。(提供:ANA Financial Journal

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